23日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり139銘柄、値下がり81銘柄、変わらず5銘柄となった。
日経平均は3日ぶり大幅反発。19日に日銀が上場投資信託(ETF)買い入れ額を2004億円に増やしたことが相場の下支えとして意識され、連休明けの日経平均は17円高からスタートした。反面、米国市場では前週末20日にNYダウが913ドル安と大幅反落しており、経済対策を巡る先行き不透明感から時間外取引でも株価指数先物が大幅安。これを受け本日の日経平均も前場マイナス転換する場面があったが、後場に入るとソフトバンクGの急伸もあり一時17049.03円(前営業日比496.20円高)まで上昇した。
大引けの日経平均は前営業日比334.95円高の16887.78円となった。東証1部の売買高は26億9739万株、売買代金は4兆0152億円だった。業種別では、非鉄金属、保険業、倉庫・運輸関連業が上昇率上位だった。一方、空運業、精密機器、小売業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の74%、対して値下がり銘柄は24%となった。
値上がり寄与トップはソフトバンクG、同2位はファナックとなり、2銘柄で日経平均を約145円押し上げた。ソフトバンクGは、4.5兆円の資産売却を実施し、自社株買い(最大2兆円)や負債削減に充てると発表したことが材料視された。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップは三井E&Sで21.22%高、同2位はソフトバンクGで18.61%高だった。
一方、値下がり寄与トップはテルモ、同2位はダイキンとなり、2銘柄で日経平均を約56円押し下げた。テルモは野村證券が目標株価を4750円から4300円に引き下げている。また、日経平均構成銘柄の下落率トップはJフロントで10.59%安、同2位はクラレで9.43%安だった。Jフロントは、2月の訪日客数がネガティブ視された他、高島屋の20年2月期の業績下振れ観測報道なども重しになったとの見方も。
*15:00現在
日経平均株価 16887.78(+334.95)
値上がり銘柄数 139(寄与度+517.33)
値下がり銘柄数 81(寄与度-182.38)
変わらず銘柄数 5
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 3187 500 +108.07
ファナック 13165 1030 +37.10
東エレク 17110 600 +21.61
京セラ 5741 300 +21.61
アドバンテ 3750 290 +20.89
トレンド 4395 565 +20.35
ファーストリテ 40750 560 +20.17
エーザイ 6685 547 +19.70
第一三共 6712 507 +18.26
ファミマ 1590 110 +15.85
TDK 7350 380 +13.69
NTTデータ 938 64 +11.53
塩野義 4747 261 +9.40
日産化学 3005 235 +8.47
コナミHD 2793 229 +8.25
リクルートHD 2590 73 +7.89
協和キリン 2089 207 +7.46
電通G 2090 165 +5.94
豊通商 2214 160 +5.76
中外薬 12115 155 +5.58
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
テルモ 3130 -204 -29.39
ダイキン 12550 -730 -26.30
花王 7836 -402 -14.48
7&iHD 3232 -331 -11.92
トヨタ 6172 -223 -8.03
アステラス薬 1450 -41.5 -7.47
エムスリー 2783 -77 -6.66
丸井G 1841 -174 -6.27
イオン 2133.5 -166 -5.98
富士フイルム 4654 -140 -5.04
信越化 8957 -118 -4.25
キヤノン 2229 -77.5 -4.19
クラレ 999 -104 -3.75
ホンダ 2217 -52 -3.75
キリンHD 2127 -103 -3.71
エプソン 1068 -36 -2.59
KDDI 2918.5 -11.5 -2.49
クボタ 1223.5 -64.5 -2.32
ミツコシイセタン 637 -63 -2.27
ソニー 5866 -63 -2.27