24日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり201銘柄、値下がり24銘柄、変わらず0銘柄となった。
日経平均は大幅続伸。23日の米国市場でNYダウは大幅続落し、582ドル安となった。経済対策を巡る議会協議が難航していることが失望されたが、連邦準備理事会(FRB)が資産購入を無制限に実施すると発表し、半導体関連株などは大きく上昇。本日の東京市場でも前日ストップ高を付けたソフトバンクGや値がさハイテク株に買いが先行し、日経平均は319円高からスタートすると上げ幅を大きく広げた。アジア株も総じて堅調で、日経平均は引けにかけて一時18100.39円(前日比1212.61円高)まで上昇した。
大引けの日経平均は前日比1204.57円高の18092.35円となった。上げ幅はおよそ4年半ぶりの大きさ。終値で18000円台を回復するのは7営業日ぶりとなる。東証1部の売買高は22億5686万株、売買代金は3兆6191億円だった。業種別では、鉱業、不動産業、海運業が上昇率上位で、その他も全般堅調。一方、陸運業、電気・ガス業、パルプ・紙など4業種が下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の81%、対して値下がり銘柄は18%となった。
値上がり寄与トップはファーストリテ、同2位はソフトバンクGの2銘柄で日経平均を約333円押し上げた。ソフトバンクGは、前日の取引時間中に発表した資産売却プログラムを評価する動きが引き続き優勢となった。そのほか東エレク、ファナック、TDK、アドバンテス、信越化、KDDI、ファミマなどが上昇率上位につづいた。前日の米国市場でSOX指数が3%を超える上昇となり、国内半導体関連も連れ高する展開となった。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップはソフトバンクGで18.95%高、同2位はSCREENで18.29%高となった。
一方、値下がり寄与トップは中外製薬で1銘柄で日経平均を約17円押し下げた。同2位は第一三共となり、キリンHD、JR東海、京王電鉄、小田急などがつづいた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップは京王で4.36%安、同2位はJR東海で4.27%安となった。
*15:00現在
日経平均株価 18092.35(+1204.57)
値上がり銘柄数 201(寄与度+1241.68)
値下がり銘柄数 24(寄与度-37.11)
変わらず銘柄数 0
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 46370 5620 +202.45
ソフトバンクG 3791 604 +130.55
東エレク 20195 3085 +111.13
ファナック 14390 1225 +44.13
TDK 8250 900 +32.42
アドバンテ 4155 405 +29.18
信越化 9708 751 +27.05
KDDI 3037 118.5 +25.61
ファミマ 1767 177 +25.50
ダイキン 13185 635 +22.87
テルモ 3281 151 +21.76
オリンパス 1457.5 137.5 +19.81
京セラ 5987 246 +17.72
日東電 4735 480 +17.29
ヤマハ 4200 450 +16.21
オムロン 5400 445 +16.03
コナミHD 3195 402 +14.48
キッコーマン 4395 395 +14.23
リクルートHD 2720 130 +14.05
NTTデータ 1013 75 +13.51
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
中外薬 11650 -465 -16.75
第一三共 6611 -101 -3.64
JR東海 17280 -770 -2.77
キリンHD 2050 -77 -2.77
京王 5920 -270 -1.95
小田急 2320 -90 -1.62
ニチレイ 2507 -54 -0.97
NTT 2437.5 -62.5 -0.90
JR西日本 6922 -220 -0.79
東武 3615 -105 -0.76
東急 1634 -36 -0.65
東ガス 2231.5 -89 -0.64
NTTドコモ 3088 -126 -0.45
積水ハウス 1692 -11 -0.40
王子HD 516 -9 -0.32
塩野義 4738 -9 -0.32
明治HD 6970 -40 -0.29
東宝 3375 -80 -0.29
大ガス 1830 -34 -0.24
NEC 3485 -40 -0.14