31日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり117銘柄、値下がり102銘柄、変わらず6銘柄となった。
日経平均は反発。148.53円高の19233.50円(出来高概算6億6000万株)で前場の取引を終えている。30日の米株式市場でNYダウは反発し、690ドル高となった。新型コロナウイルスのワクチン開発への期待からジョンソン・エンド・ジョンソンが大きく買われたほか、月末とあってリバランス(資産構成の調整)目的の買いが散見された。本日の日経平均もこうした流れを引き継いで96円高からスタートしたが、2月の有効求人倍率が2年11カ月ぶり低水準となったことが嫌気されるなどし、朝方はマイナスへ転じる場面もあった。しかし、中国国家統計局などが発表した3月の製造業・非製造業購買担当者景気指数(PMI)が急回復したことを受け、日経平均は一時19336.19円(251.22円高)まで上昇すると、その後も100円を超える上昇で推移した。
値上がり寄与トップはファーストリテ、同2位はソフトバンクGとなり、2銘柄で日経平均を約63円押し上げたほか、東京エレクトロン、エムスリー、富士フイルム、テルモなどがそれに続いた。日経平均採用の値がさ株に対しては、225先物高に伴う裁定買いなどの需給面のプラスインパクトが強まる状況となっているほか、富士フイルムは抗インフルエンザ薬「アビガン」で新型コロナウイルスを治療する治験を開始するとの報道が好感されている。一方、値下がり寄与上位銘柄には、リクルートホールディングス、スズキ、ファミマ、KDDI、日清粉G、トヨタなどが並んだ。
*11:30現在
日経平均株価 19233.50(+148.53)
値上がり銘柄数 117(寄与度+227.72)
値下がり銘柄数 102(寄与度-79.19)
変わらず銘柄数 6
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 44420 1080 +38.90
ソフトバンクG 3805 112 +24.21
東エレク 20695 400 +14.41
エムスリー 3195 160 +13.83
富士フイルム 5669 349 +12.57
テルモ 3777 73 +10.52
オリンパス 1571 65 +9.37
ダイキン 13295 225 +8.11
セコム 9113 199 +7.17
京セラ 6486 91 +6.56
アドバンテ 4385 90 +6.48
信越化 10910 175 +6.30
オムロン 5840 120 +4.32
太陽誘電 2957 116 +4.18
キッコーマン 4690 115 +4.14
日東電 4950 85 +3.06
ソニー 6517 83 +2.99
TDK 8500 80 +2.88
エーザイ 7912 79 +2.85
武田 3415 70 +2.52
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
リクルートHD 2840 -103.5 -11.19
スズキ 2696 -104 -3.75
ファミマ 1913 -25 -3.60
KDDI 3196 -15 -3.24
日清粉G 1849 -76 -2.74
トヨタ 6725 -72 -2.59
キリンHD 2200.5 -64 -2.31
洋缶HD 1252 -61 -2.20
トレンド 5340 -60 -2.16
キヤノン 2401.5 -39.5 -2.13
日本ハム 3880 -100 -1.80
住友不 2739.5 -49.5 -1.78
日産化学 3960 -45 -1.62
大日印 2390 -80 -1.44
エプソン 1209 -20 -1.44
ヤマハ 4275 -40 -1.44
丸井G 1853 -39 -1.40
塩野義 5387 -39 -1.40
伊藤忠 2275 -38 -1.37
コマツ 1840 -37.5 -1.35