9日のマザーズ先物は前日比32.0pt高の650.0ptと大幅に反発して終了した。高値650.0pt、安値は630.0pt。取引高は2638枚。
本日のマザーズ先物は、前日の米国株高などを背景にセンチメントの改善が続き大幅に反発した。前日の米国市場は、米国立アレルギー感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長が8日、新たな入院患者数が減っていることから「米国の感染は来週以降に転換点を迎える」と前向きな発言をしたことなどから、先行き警戒感が後退し、主要株価指数は大幅に反発した。日経平均も続伸して始まったことも投資家心理の改善につながり、マザーズ先物にも買いが優勢となった。その後、日経平均がマイナスに転じると、マザーズ先物も伸び悩む場面もあったが、市場では「東証1部の乱高下に個人投資家などは慣れてきており、パニック的に反応する動きは見られなくなった」との声が聞かれた。また、マザーズ市場では、オンライン診療関連のポートが一時ストップ高まで買い進まれるなど、新たな新型コロナ関連銘柄など個別に材料のある銘柄が値を上げた。メルカリ、ラクス、フリーといった主力株が引き続き堅調に推移していたこともマザーズ先物高に寄与したとみられる。