16日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり31銘柄、値下がり192銘柄、変わらず2銘柄となった。
16日の日経平均は続落。234.64円安の19315.45円(出来高概算5億9860万株)で前場の取引を終えた。前日の米国市場では、大手金融企業の1-3月期決算で収益悪化が鮮明となり売りが先行。原油安に加え、新型コロナウイルスによる経済封鎖の影響で、3月小売売上高や4月NY連銀製造業景況指数が記録的な落ち込みとなり、売りに拍車がかかった。ただ、NY州の感染拡大状況が安定したとの報道を受け、引けにかけては下げ幅をやや縮小した。この流れを受けて、日経平均も大幅に下落してスタート。早い段階で一時300円を超す下落幅をみせた。ただ、その後は下値を拾う動きもみられ、下げ幅を縮小していった。
セクターでは、輸送用機器を筆頭に非鉄金属、海運業、銀行業、空運業、証券商品先物、電気機器、精密機器など東証33業種中26業種がマイナス。他方、倉庫・運輸や鉱業を筆頭に、情報・通信、水産・農林業など7業種がプラスとなっている。
値下がり寄与トップはファーストリテで1銘柄で日経平均を約15円押し下げた。同2位は京セラとなり、ファナック、ダイキン、TDK、アステラス薬などがつづいた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップは新生銀で4.90%安、同2位は三井E&Sで4.60%安だった。
値上がり寄与トップはソフトバンクGで1銘柄で日経平均を約22円押し上げた。同2位はエムスリーとなり、ファミマ、KDDIなどがつづいた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップは、ソニーと新型コロナウイルス感染症対策で協業を発表したエムスリーで2.47%高、同2位はソフトバンクGで2.38%高だった。
*11:30現在
日経平均株価 19315.45(-234.64)
値上がり銘柄数 31(寄与度+47.29)
値下がり銘柄数 192(寄与度-281.92)
変わらず銘柄数 2
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 4436 103 +22.26
エムスリー 3945 95 +8.21
ファミマ 1785 28 +4.03
KDDI 3191 15 +3.24
トレンド 4985 60 +2.16
味の素 1949.5 42 +1.51
ニチレイ 2834 57 +1.03
キッコーマン 4920 25 +0.90
サイバー 4050 75 +0.54
楽天 914 15 +0.54
NTT 2620 34 +0.49
大日住薬 1455 11 +0.40
明治HD 7700 50 +0.36
京成 3205 15 +0.27
住阪セメ 3225 70 +0.25
DeNA 1216 21 +0.23
DOWA 2880 26 +0.19
太平洋セメ 2054 34 +0.12
NTTドコモ 3286 25 +0.09
国際帝石 646 6.1 +0.09
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 48020 -420 -15.13
京セラ 5933 -200 -14.41
ファナック 14400 -360 -12.97
ダイキン 13500 -335 -12.07
TDK 8610 -320 -11.53
アステラス薬 1722 -60.5 -10.90
信越化 11245 -255 -9.19
中外薬 14050 -230 -8.29
テルモ 3638 -56 -8.07
オリンパス 1616 -53.5 -7.71
花王 8822 -178 -6.41
バンナムHD 5437 -177 -6.38
ホンダ 2294 -77 -5.55
トヨタ 6590 -148 -5.33
資生堂 6578 -131 -4.72
日東電 4805 -130 -4.68
デンソー 3625 -120 -4.32
エーザイ 7833 -117 -4.21
第一三共 7477 -116 -4.18
アドバンテ 4690 -55 -3.96