日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は17日、前日比-1.86pt(下落率4.71%)の37.58ptと低下した。なお、高値は39.19pt、安値は35.31pt。トランプ米政権が経済活動の順次再開の指針を発表したことで時間外の米株価指数先物が上昇、これを受けて225先物は一時19910円まで買い進まれるなど大幅に上伸した。こうしたリスクオンムードから、市場心理は大幅に上向き、不安心理を表す日経VIは大きく低下した。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。