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日経平均は反落、利益確定売り先行で軟調もみ合い

日経平均は反落。17日の米国市場でNYダウは続伸し、704ドル高となった。経済活動の再開や新型コロナウイルス治療薬の開発への期待が高まった。しかし、日経平均は前週末にこうした動きを先取りし600円超上昇していたことから、本日は利益確定売り優勢で207円安からスタート。朝方の売り一巡後は底堅さも見せたが、国内の新型コロナ感染者数の推移を見極めたいとの思惑が強かったうえ、日銀による上場投資信託(ETF)買い実施も見送られたとみられており、寄り付き後の日経平均は軟調もみ合いとなった。

大引けの日経平均は前週末比228.14円安の19669.12円となった。東証1部の売買高は10億6542万株、売買代金は1兆9656億円だった。業種別では、精密機器、保険業、その他製品が下落率上位だった。一方、証券、銀行業、その他金融業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の48%、対して値上がり銘柄は49%となった。

個別では、任天堂、ファーストリテ、ソニー、東エレク、トヨタ自などが軟調。中外薬や第一三共、東京海上は4%近い下落となった。前期業績の下方修正や減配を発表したワールドは朝方売りが先行。また、タカキタなどが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、売買代金トップのソフトバンクGや三菱UFJ、武田薬などが堅調。個人投資家の物色は中小型株に向かったとみられ、足元賑わっているレーザーテックは5日続伸。ウェーブロックHDやカナミックNなど個別材料を手掛かりに値を飛ばす銘柄も多く、アステリア、テモナ、IBJはストップ高水準で本日の取引を終えた。

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