20日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり67銘柄、値下がり155銘柄、変わらず3銘柄となった。
日経平均は反落。17日の米国市場でNYダウは続伸し、704ドル高となった。経済活動の再開や新型コロナウイルス治療薬の開発への期待が高まった。しかし、日経平均は前週末にこうした動きを先取りし600円超上昇していたことから、本日は利益確定売り優勢で207円安からスタート。朝方の売り一巡後は底堅さも見せたが、国内の新型コロナ感染者数の推移を見極めたいとの思惑が強かったうえ、日銀による上場投資信託(ETF)買い実施も見送られたとみられており、寄り付き後の日経平均は軟調もみ合いとなった。
大引けの日経平均は前週末比228.14円安の19669.12円となった。東証1部の売買高は10億6542万株、売買代金は1兆9656億円だった。業種別では、精密機器、保険業、その他製品が下落率上位だった。一方、証券、銀行業、その他金融業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の48%、対して値上がり銘柄は49%となった。
値下がり寄与トップはファーストリテ、同2位は中外薬となり、2銘柄で日経平均を約60円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップはコムシスHDで4.17%安、同2位は中外薬で3.88%安だった。
一方、値上がり寄与トップはソフトバンクG、同2位は武田となり、2銘柄で日経平均を約14円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップはスクリンで4.89%高、同2位はコニカミノルタで3.87%高だった。台湾TSMCの決算が材料視され、スクリンなど半導体関連の銘柄が相対的に強さを見せた。
*15:00現在
日経平均株価 19669.12(-228.14)
値上がり銘柄数 67(寄与度+34.63)
値下がり銘柄数 155(寄与度-262.77)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 4790 55 +11.89
武田 3656 64 +2.31
アドバンテ 5030 30 +2.16
電通G 2127 55 +1.98
トレンド 5030 50 +1.80
スズキ 3205 45 +1.62
スクリン 4615 215 +1.55
富士フイルム 5362 26 +0.94
ヤマハ発 1271 19 +0.68
三井不 1855 18 +0.65
リクルートHD 2924 5.5 +0.59
コニカミノルタ 403 15 +0.54
サイバー 4390 70 +0.50
デンカ 2599 63 +0.45
東急不HD 502 12 +0.43
ガイシ 1308 11 +0.40
コナミHD 3270 10 +0.36
住友重 2168 43 +0.31
住阪セメ 3400 85 +0.31
トクヤマ 2255 42 +0.30
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 49740 -1140 -41.07
中外薬 13260 -535 -19.27
テルモ 3568 -102 -14.70
KDDI 3144 -61 -13.18
ダイキン 13290 -365 -13.15
第一三共 7373 -297 -10.70
京セラ 5908 -124 -8.93
セコム 9087 -213 -7.67
東エレク 23245 -195 -7.02
オリンパス 1697 -47 -6.77
エーザイ 7916 -146 -5.26
花王 8760 -137 -4.94
ファナック 14820 -130 -4.68
バンナムHD 5409 -129 -4.65
コムシスHD 2782 -121 -4.36
トヨタ 6635 -121 -4.36
TDK 8830 -120 -4.32
塩野義 5500 -117 -4.21
ヤマハ 4260 -115 -4.14
エムスリー 4005 -45 -3.89