トヨタ自は12日、2020年3月期決算を発表した。本業のもうけを示す営業利益は前の期比で1.0%減り、2兆4428億円となった。営業減益は3期ぶり。従来予想は2兆5000億円、市場予想のコンセンサスは2兆4800億円程度だった。
販売面の影響が900億円、為替変動の影響が3050億円の押し下げ要因となり、原価改善努力などで補えなかった。自動車の連結販売台数は895万8000台と同1万9000台 (0.2%) 減少した。
21年3月期の営業利益予想については同79.5%減の5000億円としている。世界の自動車市場が4月から6月を底に徐々に回復し、20年末から21年前半にかけて前年並みに戻る前提という。想定為替レートは通期平均で1ドル=105円、1ユーロ=115円。
決算発表後の同社株価は下げ幅を広げて推移している。