NY外為市場ではリスク回避の動きが加速した。米連邦準備制度理事会(FRB)による連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えてダウ平均株価は下げ幅を拡大、300ドル近く下げた。米国債相場も上昇。朝方発表された5月の消費者物価指数が予想を下回り、FRBの長期にわたる大規模緩和政策を正当化する。米10年債利回りは0.8%を割り込み、0.78%まで低下した。
ドル・円は107円45銭から107円17銭まで下落し5月29日来の安値を更新。ユーロ・円は122円29銭から121円81銭まで下落した。ユーロ・ドルは1.1356ドルから1.1379ドルまで上昇した。