11日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり8銘柄、値下がり217銘柄、変わらず0銘柄となった。
日経平均は大幅に反落した。前日の連邦公開市場委員会(FOMC)において2022年末までのゼロ金利政策の維持が決定され、一先ずは緩和相場の継続が確認され、安心感が広がったものの、雇用の見通しに慎重な姿勢を示したことが市場センチメントをやや悪化させ、前日のNYダウは下落した。この流れを受けて、日経平均も5日線を大きく割り込んで300円近く下げて始まったが、その後は底堅さを見せて前場を終えていた。ただ、後場に入ってからは、米国の新型コロナウイルスの感染者数が200万人を突破したと伝わったことなどを口実に、短期筋の売りが膨らみ、メジャーSQを前に思惑的な売りも拍車をかけたようで、時間外の米株価指数先物が下げ幅を拡げるなか、日経平均も下げ幅を拡げ、結局、22500円を割り込んで取引を終了した。
大引けの日経平均は前日比652.04円安の22472.91円となった。東証1部の売買高は16億7956万株、売買代金は2兆8403億円だった。セクター別では、ほぼ全面安で、東証33業種中でその他製品のみが上昇。海運業、空運業、鉱業、保険業、鉄鋼、不動産業などが下落率上位となった。東証1部の値上がり銘柄は全体の9%、対して値下がり銘柄は89%であった。
値下がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約98円押し下げた。同2位はソフトバンクGとなり、テルモ、京セラ、ファミマなどがつづいた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップは宝HDで9.21%安となった。
一方、値上がり寄与トップは中外製薬となった。同2位は明治HDとなり、ニチレイ、サイバーなどがつづいた。日経平均構成銘柄で上昇したのは8銘柄にとどまった。
*15:00現在
日経平均株価 22472.91(-652.04)
値上がり銘柄数 8(寄与度+2.20)
値下がり銘柄数 217(寄与度-654.24)
変わらず銘柄数 0
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
中外薬 15855 45 +1.62
明治HD 8300 40 +0.29
ニチレイ 3040 5 +0.09
サイバー 5120 10 +0.07
NTT 2515 3 +0.04
NTTドコモ 2901 11 +0.04
中部電 1418 6.5 +0.02
味の素 1834 0.5 +0.02
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 63320 -2720 -97.98
ソフトバンクG 5185 -170 -36.74
テルモ 4042 -129 -18.59
京セラ 5918 -238 -17.15
ファミマ 2000 -103 -14.84
エーザイ 8492 -404 -14.55
リクルートHD 3923 -125 -13.51
東エレク 23510 -370 -13.33
ホンダ 2867 -172 -12.39
TDK 10830 -310 -11.17
キッコーマン 5130 -300 -10.81
ダイキン 16515 -245 -8.83
ファナック 20200 -240 -8.65
アドバンテ 5950 -120 -8.65
オリンパス 1863.5 -57.5 -8.29
第一三共 8738 -230 -8.29
日産化学 5280 -220 -7.93
スズキ 3939 -216 -7.78
花王 8755 -211 -7.60
ヤマハ 5440 -210 -7.56