15日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり5銘柄、値下がり219銘柄、変わらず1銘柄となった。
日経平均は大幅に3日続落。12日の米国市場ではNYダウが477ドル高と4日ぶりに反発したが、一時マイナスに転じるなど荒い値動きだった。また、東京都では14日、新型コロナウイルスの新規感染者数が5月5日以来の高水準となり、週明けの日経平均は国内外での感染再拡大への懸念から170円安でスタート。前場はマイナス圏でもみ合う展開が続いたが、後場に入るとNYダウ先物の時間外取引での下落や為替の円高進行とともに下げ幅を広げ、この日の安値圏で取引を終えた。
大引けの日経平均は前週末比774.53円安の21530.95円となった。4月1日(851.60円安)以来の下げ幅の大きさ。東証1部の売買高は13億6392万株、売買代金は2兆3535億円だった。業種別では、全33業種がマイナスとなり、不動産業、空運業、その他金融業、サービス業、海運業が下落率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の87%、対して値上がり銘柄は12%となった。
値下がり寄与トップはファーストリテ、同2位は東エレクとなり、2銘柄で日経平均を約162円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップは三井E&Sで9.91%安、同2位はリクルートHDで7.21%安だった。三井E&Sは、三菱重工との艦艇事業譲渡に向けた協議の開始に関する基本合意書を締結したと発表している。
一方、値上がり寄与トップは塩野義、同2位はアステラス薬となり、2銘柄で日経平均を約2円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップは出光興産で1.94%高、同2位はNTTドコモで0.82%高だった。
*15:00現在
日経平均株価 21530.95(-774.53)
値上がり銘柄数 5(寄与度+2.83)
値下がり銘柄数 219(寄与度-777.36)
変わらず銘柄数 1
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
塩野義 6535 32 +1.15
アステラス薬 1741.5 4 +0.72
出光興産 2370 45 +0.65
キリンHD 2242 6 +0.22
NTTドコモ 2895 23.5 +0.08
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 60800 -3200 -115.27
東エレク 21880 -1285 -46.29
ファナック 18855 -1045 -37.64
ソフトバンクG 4905 -166 -35.88
リクルートHD 3538 -275 -29.72
アドバンテ 5480 -410 -29.54
信越化 11850 -605 -21.79
ファミマ 1837 -136 -19.60
ダイキン 15915 -500 -18.01
テルモ 3941 -124 -17.87
京セラ 5722 -235 -16.93
TDK 10270 -420 -15.13
NTTデータ 1185 -70 -12.61
エムスリー 4330 -135 -11.67
オムロン 6920 -310 -11.17
オリンパス 1774.5 -75.5 -10.88
スズキ 3581 -278 -10.01
中外薬 16000 -245 -8.83
セコム 9326 -217 -7.82
第一三共 8622 -210 -7.56