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コネクシオ Research Memo(8):2021年3月期は配当金額未定ながら配当性向40%を維持の方針

■株主還元策

コネクシオは、配当性向40%を目途として安定的な配当を継続して行えるよう業績の向上に努めることを利益配分に関する基本方針としている。この方針に沿って、2019年3月期は年間配当60.0円(配当性向38.8%)を実施し、2020年3月期も同60.0円(同38.3%)を予定している。また2021年3月期については、コロナの影響で配当金額は未定としているが、会社は「配当性向40%は維持する方針で、業績予想が可能になった時点で配当予想についても発表する」と述べている。

さらに同社は、2017年3月末現在で保有していた自己株式11,185,062株を2017年7月3日にすべて消却した。これにより、2020年3月末現在の発行済株式数は、2017年3月末比20%減の44,737,938株となった。結果として、既存株主の持分はそれだけ濃縮化されたことになる。このように同社は、株主還元に対しても積極的であり、この点は大いに評価に値すると思われる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

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