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米国株見通し:底堅い値動きか、米中対話継続を好感し安心の買いも

(15時50分現在)

S&P500先物      3,099.38(-7.72)
ナスダック100先物  9,977.62(-5.38)

グローベックス米株式先物市場でS&P500先物とナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は100ドル安。NY原油先物(WTI)も弱含み、今晩の米株式市場は売り先行となりそうだ。

17日の主要3指数はまちまち。ダウとS&Pは弱含んだが、ナスダックは上昇基調を維持し、節目の10000ポイント付近に値を上げた。引き続きトランプ政権による1兆ドル規模のインフラ整備計画に期待感が広がり、関連銘柄の買いは継続。また、この日発表された住宅着工件数など住宅関連指標が前回から持ち直し、先行きへの懸念は弱まった。ただ、一部の州での新型コロナウイルスの感染再拡大が嫌気され、指数を下押しした。

本日は底堅い値動きが予想される。コロナ感染再拡大への警戒は続き、株買いは慎重になりそうだ。ただ、今晩発表のフィラデルフィア連銀製造業景況指数や新規失業保険申請件数はいずれも前回から改善が見込まれている。回復基調が鮮明になれば、指数の押し上げ要因となろう。一方、香港統治やウイグル人の人権問題などで米中間はこのところ対立する場面が多くみられるが、当局者の会談で対話の継続が合意され、買いを誘発する可能性もあろう。

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