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マザーズ指数は3日続伸、主力株小休止で新興市場に資金向かう、GA TECHが9連騰でストップ高

 本日のマザーズ指数は3日続伸した。新型コロナウイルス感染再拡大への警戒感や、朝鮮半島の地政学リスクの高まり、米中対立の激化などを受け、東証1部の主力株は積極的に手掛けにくく、日経平均は続落。一方で、マザーズ市場は、バイオやIT、ネット関連企業など、こうしたリスクの影響を相対的に受けにくい銘柄が多く、資金が向かいやすくなっているようだ。昨日の東京市場では日経平均が下落した一方、マザーズ指数は上昇した。前日の米国市場でもダウ平均がマイナスに沈んだのに対して、ナスダックは伸び悩んだもののプラス圏で取引を終えた。本日は、マザーズ指数も安くなる場面があったが、押し目買いにすかさずプラス圏に浮上するなど、引き続き底堅い動きとなった。今日も新興市場優位な相場が継続した。なお、売買代金は概算で2252.85億円。騰落数は、値上がり168銘柄、値下がり140銘柄、変わらず13銘柄となった。
 個別では、6月11日に20年4月中間期決算を発表し、この日は不動産の売却・査定サービスで媒介契約の電子化を実現したと発表したGA TECHが9連騰でストップ高。また、6月12日に20年4月期連結営業利益が前期比88.5%増となったと発表したMacbeePや、200日移動平均線を上抜け株価上昇に弾みがついたシェアリングテクノロジーもストップ高となった。その他では、アフターコロナを見据えボタンや画面に触れることなく手をかざしたり伸ばしたりするだけでコンテンツ再生ができる仕組みを開発したと発表したインパクト、6月16日に経済産業省の「IT導入支援事業者」に認定され好感する買いが継続したナレッジスイート、昼休みの時間帯に新型コロナウイルスワクチンの開発プロジェクトに塩野義薬の生産子会社が参加すると発表しアンジェス、コールセンターのオペレーター業務を効率化するサービスの提供を開始したと発表したAI CROSSも高かった。一方、15日に新規抗がん剤の臨床試験で主要評価項目を達成し承認申請の準備を開始すると発表し株価が短期急騰したソレイジア、前日の年初来高値更新で利益確定売り嵩んだライフネット、同じく前日の年初来高値更新で売り優勢となったAimingなどは下落した。

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