18日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり58銘柄、値下がり161銘柄、変わらず6銘柄となった。
日経平均は続落した。ダウ平均が下落した米国株式相場を受けた東京株式市場は、売りが先行。新型コロナウイルス感染再拡大懸念や、朝鮮半島の地政学リスクの高まりなどの警戒材料に加え、リスクオンムードの後退で、朝方に一時1ドル=106円70銭台と、為替が昨日の安値から円高・ドル安に振れたことも株式市場の買い手控え要因となった。前場中頃からは日経平均は一段安となり、一時330円安まで下げ幅を広げる場面があった。米国で昨日、中国の少数民族ウイグル族への弾圧に関与した中国当局者への制裁が可能となるウイグル人権法が成立し、米中対立がさらに激化するのではとの警戒感を指摘する向きもあった。ただ、後場は日銀によるETF(上場投資信託)買いへの思惑や、米中外交トップによるハワイ会談が行われたことでやや安心感が広がり、下げ幅を縮小していった。
大引けの日経平均は前日比100.30円安の22355.46円となった。東証1部の売買高は11億1122万株、売買代金は2兆0090億円だった。セクター別では、空運業、鉱業、石油・石炭製品、不動産業、ゴム製品、輸送用機器などが下落率上位。一方、海運業、その他製品、情報・通信業、パルプ・紙などが上昇率上位となった。東証1部の値上がり銘柄は全体の41%、対して値下がり銘柄は53%であった。
値下がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約39円押し下げた。同2位はファナックとなり、KDDI、ファミマ、第一三共、信越化学などがつづいた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップはNTNで、前期業績の計画下振れや減配が嫌気され5.88%安となった。
一方、値上がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約33円押し上げた。同2位は中外製薬となり、東エレク、オリンパス、リクルートHD、エムスリーなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 22355.46(-100.30)
値上がり銘柄数 58(寄与度+66.87)
値下がり銘柄数 161(寄与度-167.17)
変わらず銘柄数 6
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 5446 151 +32.64
中外薬 16760 165 +5.94
東エレク 23205 145 +5.22
オリンパス 1924 28.5 +4.11
リクルートHD 3852 31 +3.35
エムスリー 4420 25 +2.16
資生堂 7021 47 +1.69
日産化学 5580 40 +1.44
明治HD 8610 130 +0.94
ニチレイ 3125 45 +0.81
塩野義 6798 22 +0.79
アドバンテ 5910 10 +0.72
清水建 892 14 +0.50
テルモ 4091 3 +0.43
コムシスHD 3080 10 +0.36
キリンHD 2321.5 10 +0.36
キッコーマン 5260 10 +0.36
富士通 12320 95 +0.34
伊藤忠 2332.5 8 +0.29
長谷工 1388 39 +0.28
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 61770 -1090 -39.27
ファナック 19485 -415 -14.95
ファミマ 1900 -68 -9.80
KDDI 3160 -45 -9.73
信越化 12380 -125 -4.50
第一三共 8865 -115 -4.14
アステラス薬 1757.5 -22.5 -4.05
電通G 2754 -100 -3.60
京セラ 6009 -45 -3.24
スズキ 3667 -84 -3.03
コナミHD 3680 -75 -2.70
バンナムHD 6045 -67 -2.41
安川電 3735 -60 -2.16
住友不 3015 -58 -2.09
トヨタ 6887 -57 -2.05
7&iHD 3666 -56 -2.02
富士フイルム 4842 -50 -1.80
トレンド 5940 -50 -1.80
日東電 5950 -50 -1.80
アルプスアル 1469 -45 -1.62