日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は24日、前日比-0.65pt(下落率-2.25%)の28.25ptと低下した。なお、高値は28.95pt、安値は27.81pt。新型コロナウイルス感染再拡大への警戒感や、円高・ドル安傾向が株式市場の重しとなったが、経済活動の再開本格化への期待や、昨日の米国株高が株価下支え要因となり、午前は日経平均はプラス圏で概ね堅調。日経VIは危険水準とされる30ptを昨日下回った後、今日はさらに低下してスタートした。午後は新規の手掛かり材料に乏しく日経平均は前日終値を挟んだ動きとなったが、市場心理が大きく悪化することはなく、日経VIは終日30ptを下回って推移した。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。