25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、107円45銭から107円11銭まで下落して107円18銭で引けた。質への逃避のドル買いが優勢となったのち、先週分新規失業保険申請件数の減少ペースが予想ほど加速せず、前渡商品貿易赤字の予想外の拡大で回復ペース鈍化懸念にドル売りが優勢となった。ウイルス感染者数拡大への警戒感からリスク回避の円買いも強まった。
ユーロ・ドルは1.1191ドルまで下落後、1.1231ドルまで上昇して1.1219ドルで引けた。ドイツは対米報復関税措置の準備をしているとの報道を嫌いユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は120円40銭まで上昇後、120円15銭まで反落。
全米で連日ウイルス感染者数の拡大が報じられ警戒感からリスク回避の円買いが強まった。ポンド・ドルは1.2437ドルから1.2389ドルまで下落した。ドル・スイスは0.9508フランまで上昇後、0.9476フランまで下落した。