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飯野海運 Research Memo(6):純資産を着実に積み上げ

■飯野海運の業績動向

3. 財務概要
収益性で見ると、2020年3月期は増収・減益だったため、各利益率は前期に比べて低下した。またROE(自己資本当期純利益率)は5.2%で1.4ポイント低下した。

財務面で見ると、2020年3月期末の総資産は231,088百万円で前期末比8,652百万円増加した。主に船舶の竣工や現金及び預金の増加によるものである。自己資本比率は31.7%で1.1ポイント低下したが、純資産は同351百万円増加して73,428百万円となり、着実に積み上げている。海運業と不動産業を両輪に安定収益基盤を積み上げている強みで、財務健全性に問題はないだろう。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)

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