TOCOM金 21年6月限・夜間取引終値:6324円(前日日中取引終値↑123円)
・想定レンジ:上限6360円-下限6270円
27日の東京商品取引所(TOCOM)金先物(期先:21年6月限)は下落しそうだ。4連休中に新型コロナへの警戒感が一段と高まったことに加え、このところ連日で欧米諸国と中国の対立関係激化が伝えられており、懸念材料となっている。こうした背景から安全資産としての金の需要は引き続き旺盛となることが見込まれる。しかし、金先物は足元では過熱感も指摘されているほか、本日朝方の円相場が1ドル=106円00銭近辺と、4連休前の22日の日中に比べ1円近く円高・ドル安に振れていることも金先物の重しとなる。今日の金先物は、利益確定売りから一旦調整を入れる動きとなりそうか。