■今後の見通し
1. 2020年11月期業績見通し
エスプールの2020年11月期の連結業績は、売上高で前期比17.8%増の20,636百万円、営業利益で同24.7%増の2,000百万円、経常利益で同22.3%増の1,988百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同19.0%増の1,288百万円と過去最高業績を連続更新する見通し。コロナの動向がまだ不透明なことから期初計画を据え置いたが、今後、緊急事態宣言の発令などにより再度、企業活動が大きく制限されるような状況とならない限りは、計画を達成できるものと弊社では見ている。
第2四半期までの営業利益の進捗率でビジネスソリューション事業が40.9%とやや低くなっているが、下期は障がい者雇用支援サービスにおいて好採算の農園設備販売が回復すること、新規事業として抗ウイルスコーティングサービスを開始することなどにより計画達成は可能と見られる。また、人材ソリューション事業については、下期もコールセンター業務において値上げ効果がフルに寄与すること、コロナ関連案件の受注を獲得していることなどから、通期も会社計画を上回る増益が予想される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)