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米国株見通し:伸び悩みか、耐久財受注の鈍化が重石に

(15時30分現在)

S&P500先物      3,213.88(+9.88)
ナスダック100先物  10,514.88(+55.88)

グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は90ドル高。欧州株高の波及も見込まれ、今晩の米株式市場は買い先行となりそうだ。

24日の取引で主要3指数は続落。調整が出やすいなか、ダウは182ドル安の26469ドルで取引を終えた。トランプ政権がスパイ行為や知的財産流出などを理由にヒューストンの中国領事館の閉鎖を決めたのに対し、この日は四川省にある米国領事館を閉鎖する中国政府の報復措置で両国の対立はさらに激化。株式市場はそれを嫌気した売りが強まり、指数を下押し。また、製造業とサービス業のPMIの回復鈍化も、市場心理を圧迫した。

前週の続落を受け、本日は買戻しが先行しそうだ。トランプ政権は総額1兆ドル規模にのぼる追加の新型コロナウイルス対策に関し上院共和党と基本合意に達したもようで、買いが入りやすい。インテルの最先端半導体の発売の遅れで前週末に大きく売られたハイテクも、反動によりやや値を戻す可能性があろう。また、明日決算発表のファイザーやマクドナルド、イーベイなどが物色されよう。ただ、今晩の耐久財受注は前回から鈍化が見込まれ、買いを弱める可能性もある。

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