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米国株見通し:上げ渋りか、経済指標の鈍化受け調整売りも

(15時20分現在)
S&P500先物      3,305.62(+5.62)
ナスダック100先物  11,100.12 (+14.12)

グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は70ドル高。NY原油先物(WTI)は高値圏で推移しており、今晩の米株式市場は買い先行となりそうだ。

4日の取引で主要3指数は続伸。ダウは164ドル高の26828ドルで取引を終え、ナスダックは5日続伸で連日の最高値更新。ハイテク関連が引き続き相場をけん引したほか、原油価格の上昇を背景としたエネルギー株の買いが目立ち、指数を押し上げた。一方、トランプ政権の追加支援策に関する与野党協議が注目され、売り買いが交錯。そうしたなか、共和党執行部の楽観的な見通しが好感され、買いが上回った。

今晩は調整含みの展開となりそうだ。トランプ政権の追加支援策に関する協議の行方が焦点となるなか、決算発表は終盤を迎え好業績銘柄への買いが見込まれる。ただ、本日発表の経済指標は前回から伸びが鈍化する見通しで、株価に影響しよう。特に、ISM非製造業景況指数は節目の50を超えるものの、予想通り失速すれば関連セクターへの買いは抑制される。また、雇用指数が低調な内容となれば7日の雇用統計の悪化に思惑が広がり、売りを誘発しかねない。

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