[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;23123.36;+279.40
TOPIX;1619.96;+14.43
[寄り付き概況]
13日の日経平均は279.40円高の23123.36円と3日続伸して取引を開始した。前日12日の米国株式相場は反発。ダウ平均は289.93ドル高の27976.84ドル、ナスダックは229.42ポイント高の11012.24ポイントで取引を終了した。最近の好調な経済指標や四半期決算を受けて、経済活動の再開にともなう回復期待が広がったほか、追加財政策を巡る議会折衝も時間の問題との楽観的な見方から上昇して寄り付いた。昨日は大きく下落したハイテク株にも買いが広がり、引けにかけて上げ幅を拡大した。
米国株高を受けた今日の東京株式市場は買いが先行し、日経平均は寄り付き段階で取引時間中としては6月10日以来の23000円台乗せとなった。新型コロナウイルス感染拡大や米中対立激化への懸念は継続しているが、東京市場でも米国同様、新型コロナワクチン開発進展やワクチン実用化による経済正常化期待が大きく、株価支援要因となった。また、4-6月期決算発表が今週でほぼ一巡することから、企業業績に対する過度の警戒感も後退した。さらに、外為市場で1ドル=106円80銭近辺と、昨日朝方の円の高値から30-40銭ほど円安・ドル高に振れていることも買い安心感となった。今日は取引時間中に三井化学、三菱商事が、取引終了後に富士フイルムなどが4-6月期決算を発表する予定。
セクター別では、精密機器、金属製品、ガラス土石製品、空運業、機械などが上昇率上位、電気・ガス業のみ下落している。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG、みずほ、村田製、東エレク、リクルートHD、ダイキン、オリンパス、オリックスなどが上昇。他方、NTT、KDDI、資生堂、花王、東京海上、キーエンスなどが下落している。