17日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり89銘柄、値下がり121銘柄、変わらず15銘柄となった。
日経平均は5日ぶり反落。144.08円安の23145.28円(出来高概算4億731万株)で前場の取引を終えている。前週末14日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は34.30ドル高の27931.02ドル、ナスダックは23.20ポイント安の11019.30ポイントで取引を終了した。景気回復期待に反し中国の7月小売売上高が減少したほか、米国の7月小売売上高の伸びも予想を下回ったため下落で寄り付いた。8月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想外の上昇を示し、下値も限られたものの小幅な値動きに終始した。前場の東京株式市場は売り優勢の展開となった。国内では決算発表が一巡し企業業績への過度な警戒感は後退したとはいえ、新型コロナの新規感染者が高止まりしていることに加え、15日に予定されていた米中閣僚級協議が延期となったことで米中対立の激化懸念も継続し、やや市場心理が弱気に傾いた。なお、取引前に発表された6月の実質GDP速報値は前期比年率27.8%減だったが、大幅な減少は織り込み済みとの見方から市場への影響は限定的。
値下がり寄与トップはソフトバンクG、同2位は中外薬となり、2銘柄で日経平均を約49円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップはシチズンで3.60%安、同2位は電通グループで3.31%安だった。シチズンは前週末に第1四半期決算を発表、営業損益は56.51億円の赤字(前年同期は18.15億円の黒字)で着地している。
一方、値上がり寄与トップはKDDI、同2位はスズキとなり、2銘柄で日経平均を約9円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップは日立造船で2.24%高、同2位はスズキで1.69%高だった。
*11:30現在
日経平均株価 23145.28(-144.08)
値上がり銘柄数 89(寄与度+33.35)
値下がり銘柄数 121(寄与度-177.43)
変わらず銘柄数 15
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
KDDI 3355 31 +6.68
スズキ 4266 71 +2.55
ホンダ 2751 29 +2.08
コナミHD 3985 55 +1.97
住友不 3138 33 +1.18
SUBARU 2250.5 32 +1.15
日立建 3500 30 +1.08
丸井G 1828 24 +0.86
7&iHD 3468 24 +0.86
武田 4001 21 +0.75
日東電 6260 20 +0.72
キリンHD 2128.5 20 +0.72
セコム 10205 20 +0.72
バンナムHD 6511 20 +0.72
日産化学 5540 20 +0.72
菱地所 1686.5 18 +0.65
三井不 1826.5 17.5 +0.63
大和ハウス 2675.5 15.5 +0.56
京成 3015 30 +0.54
SOMPOHD 3915 56 +0.50
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 6166 -160 -34.46
中外薬 4850 -137 -14.75
ファーストリテ 61180 -410 -14.72
リクルートHD 3771 -108 -11.63
ダイキン 19715 -215 -7.72
オリンパス 2131.5 -49.5 -7.11
第一三共 9678 -156 -5.60
アドバンテ 5540 -70 -5.03
キッコーマン 5710 -140 -5.03
テルモ 4276 -32 -4.59
塩野義 6115 -119 -4.27
オムロン 7870 -110 -3.95
京セラ 6305 -53 -3.80
NTTデータ 1252 -21 -3.77
電通G 2776 -95 -3.41
花王 8050 -82 -2.94
エムスリー 5920 -30 -2.58
富士フイルム 5080 -58 -2.08
信越化 12880 -55 -1.97
トレンド 6470 -50 -1.79