本日のマザーズ市場では、新興株の循環物色の流れが続いた。米国市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合指数が連日で過去最高値を更新。一方、東京市場では東証1部売買代金が低迷し、個人投資家による新興株物色が続きやすい環境だった。直近IPO(新規株式公開)銘柄のほか、好業績株やテーマ株など幅広い銘柄に物色が広がった。なお、マザーズ指数は大幅に5日続伸。終値では3%近い上昇となり、2018年6月以来およそ2年2カ月ぶりに1100pt台を回復した。売買代金は概算で2522.35億円。騰落数は、値上がり245銘柄、値下がり74銘柄、変わらず5銘柄となった。
個別では、時価総額上位のフリーが15%を超える上昇。もち合いを上抜けて上場来高値を更新し、追随買いを誘ったとみられる。メルカリ、ラクス、弁護士コムも堅調。売買代金上位では直近上場のモダリスが大幅に4日続伸し、ティアンドエスは利益確定売りをこなしプラス圏へ浮上した。BASEやAIinsideといった好業績株にも買い。また、バンクオブイノベがストップ高を付け、mbsは買い気配のままストップ高比例配分。GNIは2日連続で買い気配のまま取引時間中に売買成立しなかった。一方、アンジェス、ジモティー、メドピアは下落。また、カオナビなどが下落率上位に顔を出した。

マザーズ指数は大幅に5日続伸し1100pt台回復、直近IPO銘柄など幅広く買い
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