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米国株見通し:伸び悩みか、重要経済指標を見極め買いは慎重

(15 時40分現在)
S&P500先物      3,504.62(+5.62)
ナスダック100先物  12,175.75 (+61.75)

グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は70ドル高。NY原油先物(WTI)は高値圏で推移しており、今晩の米株式市場は買いが先行しそうだ。

8月31日の取引で主要3指数はまちまち。ナスダックは続伸となる一方、ダウは223ドル安の28430ドルで取引を終えた。8月は上昇基調が鮮明になっていたことから、取引最終日のこの日は利益確定売りが強まり、指数を下押し。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)の緩和的な金融政策堅持で安心感は続き、ハイテク株が買いを集めた。また、航空やレジャーなど業績悪化が見込まれる業種まで幅広い買いが観測された。

本日も強気相場は継続する見通し。FRBの緩和的な金融政策運営を背景に、買いが入りやすい。また、米中対立は南シナ海での緊張は注視されるものの、通商協議への過度な懸念は後退しており、市場心理は悪くない。今晩発表のISM製造業景況指数は前回を上回ると予想され、製造業の回復が示されれば関連銘柄への幅広い買いが見込まれる。ただ、明日以降も製造業や雇用など注目の経済指標が相次ぎ、指標の内容を見極めようと買いは慎重になる可能性もあろう。

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