日経平均は反発。1日の米国市場でNYダウは反発し、215ドル高となった。8月のサプライマネジメント協会(ISM)製造業景況指数が2018年11月以来の高水準となったことが好感され、ウォルマートやアップルが買われたこともNYダウを押し上げた。ナスダック総合指数は連日で過去最高値を更新。本日の日経平均もこうした流れを引き継いで123円高からスタートしたが、一段の上値追いの動きは乏しく、伸び悩む展開となった。後場の寄り付きではアジア株の下落とともに上げ幅を縮めたものの、引けにかけて再び強含んだ。
大引けの日経平均は前日比109.08円高の23247.15円となった。東証1部の売買高は9億7648万株、売買代金は1兆8785億円だった。業種別では、電気機器、海運業、その他製品が上昇率上位だった。一方、鉱業、保険業、石油・石炭製品が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の57%、対して値下がり銘柄は39%となった。
個別では、目標株価引き上げの動きが複数観測された任天堂のほか、ソフトバンクGやソニーが堅調。ソフトバンクは日経平均構成銘柄に新規採用され、朝方高かったものの伸び悩んだ。エムスリーは4%の上昇で、株式分割考慮後の上場来高値を更新。今秋発売の新型「iPhone」は堅調な需要が見込まれると伝わり、村田製も4%近い上昇となった。米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズの好決算や株価急伸を受け、類似のブイキューブは商いを伴って大きく上昇。また、日本金属が東証1部上昇率トップとなった。一方、KDDIが6日続落し、武田薬も軟調。トヨタ自やNTTは小安い。アインHDは決算を受けて売りがかさみ、日経平均構成銘柄から除外される日化薬は東証1部下落率トップとなった。