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日経平均は277円高でスタート、ファーストリテや信越化が上昇

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;23524.49;+277.34
TOPIX;1639.40;+16.00

[寄り付き概況]

 3日の日経平均は277.34円高の23524.49円と続伸して取引を開始した。前日2日の米国株式相場は続伸。ダウ平均は454.84ドル高の29100.50ドル、ナスダックは116.78ポイント高の12056.44ポイントで取引を終了した。7月耐久財受注改定値や7月製造業受注が予想を上回り上昇して寄り付いた。さらに、FRBが公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)でペースは緩慢ながら全米の経済活動の拡大継続が確認されると、ウイルスパンデミックからの回復を期待し、引けにかけ上昇幅を拡大した。

 米国株高を受けた今日の東京株式市場は買いが先行した。日本でも米国景気の回復が続いているとの見方が広がり買いを誘った。また、国内政局に絡み次期政権でも現行の財政・金融政策が継続されるとの見方が大勢で、買い安心感となった。さらに、外為市場で1ドル=106円20銭前後と昨日午後の円の安値から10-20銭ほど円安・ドル高に振れていることも株価下支え要因となった。なお、取引開始前に財務省が発表した対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は8月23-29日に国内株を2週連続で売り越した。売越額は5905億円だった。

 セクター別では、非鉄金属、保険業、不動産業、金属製品、化学などが値上がり率上位、石油石炭製品、水産・農林業が下落している。東証1部の売買代金上位では、ファーストリテ、日本電産、エムスリー、楽天、信越化、伊藤忠、ホンダ、みずほ、ファナック、村田製などが上昇。他方、ブイキューブ、チェンジ、アステラス薬などが下落している。

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