9日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり21銘柄、値下がり200銘柄、変わらず4銘柄となった。
日経平均は反落。365.16円安の22908.97円(出来高概算6億2000万株)で前場の取引を終えている。
連休明け8日の米株式市場でNYダウは大幅に3日続落し、632ドル安となった。引き続き主要ハイテク株が大きく売られ、ナスダック総合指数は4.1%の下落。また、トランプ大統領が中国との経済関係を大幅に縮小すると表明したほか、原油先物相場が大幅に下落したことなどから、景気敏感株にも売りが広がった。さらに東京市場の取引開始前には、英アストラゼネカなどが開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、安全性への懸念から最終段階の臨床試験が一時中断されていると伝わった。投資家心理の悪化により幅広い銘柄に売りが先行し、日経平均は307円安からスタートすると、前場中ごろには22878.71円(395.42円安)まで下落する場面があった。
セクターでは、鉱業、銀行業、不動産業が下落率上位で、その他も全般軟調。上昇したのは海運業のみだった。東証1部の値下がり銘柄は全体の85%、対して値上がり銘柄は11%となっている。
値下がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約69円押し下げた。同2位は東エレクとなり、ファーストリテ、エムスリー、中外製薬、ファナックなどがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはコナミHDとなり1銘柄で日経平均を約1円押し上げた。同2位は日立建機となり、東海カーボン、コマツなどがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 22908.97(-365.16)
値上がり銘柄数 21(寄与度+3.95)
値下がり銘柄数 200(寄与度-369.11)
変わらず銘柄数 4
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
コナミHD 4310 30 +1.08
日立建 3700 25 +0.90
東海カ 1061 11 +0.39
コマツ 2326.5 7.5 +0.27
東ソー 1686 11 +0.20
商船三井 2064 42 +0.15
NEC 5390 40 +0.14
コムシスHD 2844 4 +0.14
川崎船 1196 39 +0.14
日精工 883 3 +0.11
AGC 3075 15 +0.11
郵船 1743 25 +0.09
日製鋼 1538 7 +0.05
日立 3607 5 +0.04
王子HD 495 1 +0.04
日本製鉄 1139 8 +0.03
日立造 433 4 +0.03
OKI 1012 4 +0.01
DIC 2560 4 +0.01
日電硝 2042 1 +0.01
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 5525 -320 -68.92
東エレク 25890 -680 -24.41
ファーストリテ 66710 -530 -19.02
エムスリー 6180 -140 -12.06
中外薬 4650 -109 -11.74
ファナック 20480 -310 -11.13
信越化 13540 -245 -8.79
アドバンテ 4990 -120 -8.61
ソニー 8030 -205 -7.36
トヨタ 6854 -161 -5.78
ホンダ 2621.5 -78.5 -5.64
KDDI 2928 -25.5 -5.49
テルモ 4304 -38 -5.46
ヤマハ 4855 -145 -5.20
トレンド 6330 -140 -5.03
NTTデータ 1219 -27 -4.85
アステラス薬 1609 -26 -4.67
エーザイ 9152 -126 -4.52
日産化学 5390 -120 -4.31
第一三共 9284 -109 -3.91