15日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり33銘柄、値下がり190銘柄、変わらず2銘柄となった。
日経平均は4日ぶり反落。132.00円安の23427.30円(出来高概算5億8000万株)で前場の取引を終えている。
週明け14日の米株式市場でNYダウは続伸し、327ドル高となった。半導体のエヌビディアがソフトバンクGから英アームを買収すると発表するなど、大型M&A(合併・買収)の発表や観測報道が相次いだ。また、英アストラゼネカが新型コロナウイルスワクチンの最終治験を再開し、開発進展への期待も広がった。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数も3日ぶりに反発。ただ、日経平均はここ3営業日で500円超上昇し、前日には終値ベースで7カ月ぶりの高値を付けていたため、本日は利益確定売り優勢で120円安からスタートした。前日まで調整を強いられていた値がさグロース(成長)株に買いが入る一方、経済活動の再開期待から買われていた景気敏感株に売りが出て、寄り付き後の日経平均は23351.35円(207.95円安)まで下落する場面があった。
セクターでは、鉄鋼、空運業、陸運業などが下落率上位で、その他も全般軟調。その他製品のみ小幅に上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の71%、対して値上がり銘柄は25%となっている。
値下がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約10円押し下げた。同2位はソフトバンクGとなり、テルモ、アサヒ、京セラ、ソニー、セコムなどがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはダイキンとなり1銘柄で日経平均を約11円押し上げた。同2位はエムスリーとなり、東エレク、中外製薬、ヤマハ、東海カーボンなどがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 23427.30(-132.00)
値上がり銘柄数 33(寄与度+44.82)
値下がり銘柄数 190(寄与度-176.82)
変わらず銘柄数 2
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ダイキン 19685 300 +10.77
エムスリー 6100 120 +10.34
東エレク 25830 285 +10.23
中外薬 4753 41 +4.42
ヤマハ 5290 80 +2.87
東海カ 1115 34 +1.22
日東電 6700 30 +1.08
エーザイ 9290 22 +0.79
サイバー 5590 70 +0.50
トヨタ 7058 11 +0.39
オリンパス 2150.5 2.5 +0.36
NTTデータ 1249 2 +0.36
丸井G 2015 7 +0.25
昭電工 2126 59 +0.21
電通G 3215 5 +0.18
JPX 2930 5 +0.18
DeNA 1836 13 +0.14
三菱商 2572.5 3 +0.11
ふくおか 1946 12 +0.09
スクリン 5520 10 +0.07
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 65800 -290 -10.41
ソフトバンクG 6344 -41 -8.83
テルモ 4341 -53 -7.61
アサヒ 3752 -143 -5.13
京セラ 6267 -70 -5.03
ソニー 8119 -138 -4.95
セコム 9867 -133 -4.77
キッコーマン 5660 -130 -4.67
KDDI 2811 -21 -4.52
バンナムHD 6875 -125 -4.49
日産化学 5420 -110 -3.95
ファミマ 2332 -26 -3.73
第一三共 9723 -103 -3.70
アステラス薬 1612 -20 -3.59
トレンド 6270 -90 -3.23
花王 8101 -89 -3.19
キヤノン 1777.5 -52.5 -2.83
7&iHD 3367 -77 -2.76
エプソン 1317 -38 -2.73
大塚HD 4510 -76 -2.73