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米9月ミシガン大消費者信頼感指数確報値は予想上振れドル買い再燃

米9月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値は80.4と、速報値78.9から予想以上に上方修正され、パンデミックにより経済が封鎖された直後の3月来で最高となった。連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ期待指数として注視している同指数の1年期待インフレ率確報値は2.6%と、速報値2.7%から下方修正され4月来で最低。5−10年期待インフレ率確報値は2.7%と、速報値2.6%から上方修正された。

同時刻に商務省が発表した8月製造業受注は前月比+0.7%となった。伸びは7月+6.5%から予想以上に鈍化。マイナスとなった4月来で最小。8月耐久財受注改定値は前月比+0.5%と、予想外に速報値+0.4%から上方修正された。変動の激しい輸送用機除く耐久財受注改定値も前月比+0.6%と、予想外に速報値+0.4%から上方修正された。国内総生産(GDP)の算出に用いられる製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)改定値は前月比+1.5%と修正はなかった。

米9月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値が予想を上回ったため景気見通しが改善し、米国債相場は反落。米10年債利回りは0.65%から0.7%まで上昇しドル買いが再燃した。ドル・円は105円12銭から105円40銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.1734ドルから1.1700ドルまで下落した。
【経済指標】
・米・9月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値:80.4(予想:79.0、速報値:78.
9)
・米・9月ミシガン大学1年期待インフレ率確報値:2.6%(速報値:2.7%)
・米・9月ミシガン大学5−10年期待インフレ率確報値:2.7%(速報値:2.6%)
・米・8月製造業受注:前月比+0.7%(予想:+0.9%、7月:+6.5%←+6.4%)
・米・8月耐久財受注改定値:前月比+0.5%(予想:+0.4%、速報値:+0.4%)
・米・8月耐久財受注(輸送用機除く)改定値:前月比+0.6%(予想:+0.4%、速報値
:+0.4%)
・米・8月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)改定値:前月比+1.5%(速報値
:+1.5%)

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