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日経平均は161円安でスタート、ソニーや武田薬などが下落

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;23272.45;-161.28
TOPIX;1635.31;-10.44

[寄り付き概況]

 7日の日経平均は161.28円安の23272.45円と3日ぶり反落して取引を開始した。前日6日の米国株式相場は反落。ダウ平均は375.88ドル安の27772.76ドル、ナスダックは177.88ポイント安の11154.60ポイントで取引を終了した。追加経済救済策の合意期待感に大きく上昇して寄り付いた。しかし、貿易赤字が14年ぶり最大に拡大、雇用関連指標も予想を下回ったことが上値を抑えた。トランプ大統領が追加経済救済策の交渉を選挙後まで延期するよう指示したと報じられると、引けにかけて大きく下げに転じた。

 米国株安を受けた今日の東京株式市場は売りが先行した。米経済対策の早期合意への期待が後退し米景気の先行き不透明感が嫌気された。また、昨日までの2営業日で日経平均が400円を超す上げとなった後ということもあり、売りが出やすかった。一方、トランプ米大統領が追加経済対策の与野党協議を中止するよう指示したことは民主党から譲歩を引き出すための戦術だとの見方があり、また、東京市場で株価が大きく下げれば日銀によるETF買いの思惑が台頭することが指摘されたが、寄り付き段階では売りが優勢だった。

 セクター別では、医薬品、非鉄金属、鉄鋼、水産・農林業、陸運業などが値下がり率上位、倉庫運輸関連、情報・通信業、海運業、精密機器、その他製品などが値上がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG、ソニー、キーエンス、三菱UFJ、武田薬、アステラス薬、富士フイルム、ホンダ、リクルートHD、楽天、三井物産などが下落。他方、NTT、KDDI、HOYA、ディスコ、クボタ、任天堂、7&iHD、ZHDなどが上昇している。

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