7日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり80銘柄、値下がり138銘柄、変わらず7銘柄となった。
日経平均は3日ぶり反落。38.42円安の23395.31円（出来高概算4億2627万株）で前場の取引を終えている。
前日6日の米国株式相場は反落。ダウ平均は375.88ドル安の27772.76ドル、ナスダックは177.88ポイント安の11154.60ポイントで取引を終了した。追加経済救済策の合意期待感に大きく上昇して寄り付いた。しかし、貿易赤字が14年ぶり最大に拡大、雇用関連指標も予想を下回ったことが上値を抑えた。トランプ大統領が追加経済救済策の交渉を選挙後まで延期するよう指示したと報じられると、引けにかけて大きく下げに転じた。
米国株安を受けた今日の東京株式市場は売りが先行した。米経済対策の早期合意への期待感が後退し米景気の先行き不透明感が嫌気された。また、昨日までの2営業日で日経平均が400円を超す上げとなった後ということもあり、売りが出やすかった。一方、トランプ米大統領が追加経済対策の与野党協議を中止するよう指示したことは民主党から譲歩を引き出すための戦術だとの見方もあり、日経平均は寄り付きが安値となり、その後下げ渋った。
セクターでは、医薬品、水産・農林業、陸運業、空運業、食料品などが値下がり率上位。一方、海運業、情報・通信業、精密機器、倉庫運輸関連、その他金融業などが値上がり率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の57％、対して値上がり銘柄は36％となっている。
値下がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約11円押し下げた。同2位は第一三共となり、エーザイ、中外製薬、セコムなどがつづいた。
一方、値上がり寄与トップは東エレクとなり1銘柄で日経平均を約19円押し上げた。同2位はKDDIとなり、アドバンテス、バンナムHD、日東電工、TDKなどがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 23395.31(-38.42)
値上がり銘柄数 80(寄与度+74.09)
値下がり銘柄数 138(寄与度-112.51)
変わらず銘柄数 7
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 27570 520 +18.66
KDDI 2741.5 43 +9.26
アドバンテ 5210 100 +7.18
バンナムHD 7799 124 +4.45
日東電 7110 120 +4.31
TDK 11720 80 +2.87
京セラ 6024 32 +2.30
クボタ 1967 48 +1.72
エムスリー 6470 20 +1.72
デンソー 4834 44 +1.58
JPX 2811 44 +1.58
スズキ 4785 43 +1.54
太陽誘電 3425 35 +1.26
NTT 2309 87 +1.25
オムロン 8070 30 +1.08
日野自 781 30 +1.08
日産化学 5530 30 +1.08
7&iHD 3413 27 +0.97
丸井G 2085 23 +0.83
スクリン 5840 110 +0.79
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 66400 -300 -10.76
第一三共 2995.5 -91.5 -9.85
エーザイ 9505 -257 -9.22
中外薬 4596 -54 -5.81
セコム 9424 -123 -4.41
ソフトバンクG 6894 -19 -4.09
アステラス薬 1506 -22.5 -4.04
キッコーマン 5520 -100 -3.59
ヤマハ 5080 -80 -2.87
塩野義 5435 -64 -2.30
花王 7810 -60 -2.15
NTTデータ 1334 -12 -2.15
アサヒ 3750 -60 -2.15
協和キリン 2790 -60 -2.15
武田 3655 -57 -2.05
電通G 3035 -55 -1.97
エプソン 1206 -26 -1.87
資生堂 6451 -51 -1.83
トレンド 6260 -50 -1.79
大塚HD 4314 -47 -1.69