7日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり107銘柄、値下がり113銘柄、変わらず5銘柄となった。
日経平均は3日ぶり小反落した。前日の米株式市場では、トランプ米大統領が追加経済救済策の交渉を選挙後まで延期するよう指示したことが嫌気され、引けにかけて主要3指数は下落に転じた。これを受けて、東京市場でも、日経平均は反落してスタートした。ただ、150円超安で始まった後は、この寄り付き時点で付けた23272.45円を本日の安値に、日経平均はその後は大引けまで一日を通してじりじりと下げ幅を縮小し続けた。日本時間で昼前頃に、トランプ米大統領が自身のツイッターにおいて、航空業界や中小・零細企業向けを対象とした支援策の用意があることに言及し、これが市場心理の改善に寄与したようだ。こうした背景もあり、日経平均は結局、前日終値とほぼ変わらない水準まで値を戻す展開となった。
大引けの日経平均は前日比10.91円安の23422.82円となった。東証1部の売買高は9億3203万株、売買代金は1兆9325億円だった。セクター別では、医薬品や水産・農林、食料品、陸運業、パルプ・紙などが下落率上位だった一方、海運業、鉄鋼、情報・通信、輸送用機器、機械などが上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の53%、対して値上がり銘柄は41%であった。
値下がり寄与トップはエーザイとなり1銘柄で日経平均を約11円押し下げた。同2位は第一三共となり、ファーストリテ、セコム、キッコーマン、アステラス薬などがつづいた。
一方、値上がり寄与トップは東エレクとなり1銘柄で日経平均を約18円押し上げた。同2位はソフトバンクGとなり、KDDI、アドバンテス、バンナムHD、京セラなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 23422.82(-10.91)
値上がり銘柄数 107(寄与度+94.53)
値下がり銘柄数 113(寄与度-105.44)
変わらず銘柄数 5
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 27560 510 +18.30
ソフトバンクG 6955 42 +9.04
KDDI 2738.5 40 +8.61
アドバンテ 5210 100 +7.18
バンナムHD 7780 105 +3.77
京セラ 6036 44 +3.16
エムスリー 6480 30 +2.58
TDK 11710 70 +2.51
スズキ 4811 69 +2.48
日東電 7050 60 +2.15
クボタ 1976.5 57.5 +2.06
信越化 13840 50 +1.79
デンソー 4840 50 +1.79
日野自 801 50 +1.79
トヨタ 7003 45 +1.61
7&iHD 3431 45 +1.61
オムロン 8080 40 +1.44
太陽誘電 3430 40 +1.44
丸井G 2097 35 +1.26
JPX 2800 33 +1.18
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
エーザイ 9450 -312 -11.19
第一三共 2985 -102 -10.98
ファーストリテ 66490 -210 -7.53
セコム 9387 -160 -5.74
キッコーマン 5490 -130 -4.66
アステラス薬 1505 -23.5 -4.22
中外薬 4613 -37 -3.98
花王 7772 -98 -3.52
NTTデータ 1329 -17 -3.05
オリンパス 2169 -19 -2.73
塩野義 5424 -75 -2.69
アサヒ 3740 -70 -2.51
協和キリン 2788 -62 -2.22
エプソン 1202 -30 -2.15
ソニー 7770 -58 -2.08
ダイキン 18620 -55 -1.97
大塚HD 4307 -54 -1.94
ヤマハ 5110 -50 -1.79
資生堂 6455 -47 -1.69
武田 3667 -45 -1.61