日経平均ボラティリティー・インデックス（投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数）は12日、前日比-0.71pt（低下率3.60％）の19.00ptと低下した。なお、高値は19.61pt、安値は18.98pt。先週末の米国株高を受けた今日の東京株式市場だが、利益確定売りが優勢の展開となり、日経225先物はおおむねマイナス圏での推移となった。ただ、売り急ぐ動きはなく下値では押し目買いも見られ、また、取引開始前に発表された8月の機械受注統計が予想を上回り下値支持要因となったこともあり、市場心理が悪化することはなく、日経VIは先週末水準を下回って推移した。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ（ボラティリティ）を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ（20～30程度）に回帰するという特徴も持っています。