14日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり47銘柄、値下がり172銘柄、変わらず6銘柄となった。
日経平均は小幅ながら続伸した。前日の米国株式市場では、追加財政政策に関する与野党協議の停滞やウイルスワクチン開発への期待感後退を受けて主要株価3指数は揃って反落した。この流れを受けて、日経平均も反落でのスタートとなった。ただ、米ジョンソン・アンド・ジョンソンによるウイルスワクチン開発に関するニュースについては東京時間では昨日の間にすでに織り込み済みであった。また、米国での追加財政政策の合意が大統領選後になりそうだとのコンセンサスも市場では形成されつつあったことから、前日の米株の下落率は小幅であり、本日の日経平均への影響も限定的だった。そのほか、日本での第3次補正予算案編成に関する期待も市場心理の改善に寄与した。結局、日経平均は前引けにかけて下げ幅を縮小していった後、後場からはプラスに切り返し、その後は大引けまで前日比プラス圏での推移となった。
大引けの日経平均は前日比24.95円高の23626.73円となった。東証1部の売買高は9億6737万株、売買代金は1兆9458億円だった。セクター別では、小売業、情報・通信、精密機器、化学、サービス業などが上昇率上位となった一方、空運業、鉄鋼、非鉄金属、ゴム製品、鉱業などが下落率上位に並んだ。東証1部の値上がり銘柄は33%、対して値下がり銘柄は全体の62%であった。
値上がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約31円押し上げた。同2位は東エレクとなり、ソフトバンクG、エムスリー、KDDI、信越化学などがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはファナックとなり1銘柄で日経平均を約9円押し下げた。同2位はソニーとなり、トヨタ自、セイコーエプソン、第一三共、オムロン、オリンパス、コナミHDなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 23626.73(+24.95)
値上がり銘柄数 47(寄与度+141.99)
値下がり銘柄数 172(寄与度-117.04)
変わらず銘柄数 6
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 69650 870 +31.22
東エレク 29480 735 +26.37
ソフトバンクG 7165 107 +23.04
エムスリー 7330 200 +17.22
KDDI 2736 39.5 +8.50
信越化 14295 140 +5.02
資生堂 6836 114 +4.09
日東電 7270 110 +3.95
ファミマ 2325 23 +3.30
富士フイルム 5273 62 +2.22
ダイキン 19035 40 +1.44
サイバー 6900 200 +1.44
バンナムHD 7911 39 +1.40
イオン 2863 36 +1.29
トレンド 6330 30 +1.08
塩野義 5404 26 +0.93
富士通 14355 235 +0.84
電通G 3075 20 +0.72
日産化学 5500 20 +0.72
ヤマトHD 2825 20 +0.72
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファナック 20685 -240 -8.61
ソニー 7811 -99 -3.55
トヨタ 6935 -95 -3.41
エプソン 1094 -47 -3.37
第一三共 2803 -30 -3.23
オムロン 7860 -80 -2.87
オリンパス 2173 -19 -2.73
コナミHD 4490 -75 -2.69
キヤノン 1664 -47 -2.53
アステラス薬 1496 -14 -2.51
ヤマハ 4945 -65 -2.33
SUBARU 2029 -63 -2.26
豊通商 2942 -63 -2.26
日揮HD 940 -57 -2.05
エーザイ 8941 -56 -2.01
リクルートHD 4301 -18 -1.94
7&iHD 3472 -53 -1.90
京セラ 6072 -26 -1.87
ホンダ 2535 -26 -1.87
楽天 1193 -50 -1.79