NY外為市場では株高に連れたリスク選好の円売りが優勢となった。ドル・円は104円25銭から104円60銭までじり高推移。ユーロ・円は122円08銭から122円60銭まで上昇した。
朝方発表された米10月ISM非製造業景況指数や10月ADP雇用統計が予想を下回り、大統領選の行方は今だに不明だが、共和党が上院過半数を維持する可能性が強まったため、民主党圧勝で極左に傾斜するとの警戒感が後退し、米株式相場は上げ幅を拡大した。連邦公開市場委員会(FOMC)の開催を受け、連邦準備制度理事会(FRB)が当面、大規模緩和を維持するとの思惑も支援し、ダウ平均株価は一時800ドル超高となった。