6日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり176銘柄、値下がり31銘柄、変わらず18銘柄となった。
日経平均は4日続伸。262.07円高の24367.35円(出来高概算5億8000万株)で前場の取引を終えている。
5日の米株式市場でNYダウは4日続伸し、542ドル高となった。大統領選で民主党候補のバイデン前副大統領が獲得選挙人数を拡大したため、想定より早く結果が判明するとの期待が高まった。また、連邦公開市場委員会(FOMC)では予想どおり金融緩和策の維持が決まった。パウエル連邦準備理事会(FRB)議長が一段とハト派姿勢を強めたこともあり、長期にわたり大規模緩和が維持されるとの見方が強まった。本日の日経平均は円高を嫌気して29円安からスタートしたものの、米株高を支援材料としてプラス転換。引けにかけて一時24375.44円(270.16円高)まで上昇し、終値ベースのバブル崩壊後高値(24270.62円、2018年10月2日)を上回る場面があった。
個別では、前日にストップ高比例配分となったエーザイが7%を超える上昇。前日の決算発表銘柄では任天堂やダイキンが買われており、本日後場の取引時間中に決算発表が控えているトヨタ自も堅調ぶりが目立つ。その他売買代金上位ではファーストリテなどがしっかり。また、BEENOSなどが東証1部上昇率上位に顔を出し、日本アGやアルペンはストップ高水準での買い気配が続いている。一方、ソフトバンクGは出資する中国アリババ集団の決算を受けて軟調。ソニーやキーエンスは利益確定売り優勢となっている。SUMCOは決算が嫌気されて3%超の下落。また、古河電工などが東証1部下落率上位に顔を出している。
セクターでは、鉄鋼、機械、海運業などが上昇率上位で、その他も全般堅調。不動産業、医薬品の2業種のみ下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の63%、対して値下がり銘柄は33%となっている。
値上がり寄与トップはダイキン工業となり1銘柄で日経平均を約30円押し上げた。同2位はファーストリテとなり、エーザイ、テルモ、コナミHDなどがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約19円押し下げた。同2位は中外製薬となり、オリンパス、三井不動産、セコムなどがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 24367.35(+262.07)
値上がり銘柄数 176(寄与度+318.59)
値下がり銘柄数 31(寄与度-56.52)
変わらず銘柄数 18
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ダイキン 21980 845 +30.47
ファーストリテ 75140 740 +26.68
エーザイ 10600 725 +26.14
テルモ 4129 118 +17.02
コナミHD 5000 355 +12.80
KDDI 2988 53.5 +11.58
バンナムHD 8293 300 +10.82
アサヒ 3609 200 +7.21
ファナック 22780 200 +7.21
日東電 7620 190 +6.85
信越化 14725 185 +6.67
ネクソン 3035 92 +6.64
京セラ 5800 86 +6.20
ヤマハ 5200 170 +6.13
トヨタ 7148 164 +5.91
クボタ 2040 159 +5.73
アドバンテ 6430 70 +5.05
NTTデータ 1362 27 +4.87
ホンダ 2583.5 57.5 +4.15
キッコーマン 5970 110 +3.97
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 6780 -90 -19.47
中外薬 4465 -147 -15.90
オリンパス 2139 -20 -2.88
三井不 1875.5 -61 -2.20
セコム 9206 -58 -2.09
ソニー 9184 -45 -1.62
サイバー 6390 -170 -1.23
古河電 2456 -328 -1.18
大塚HD 4159 -28 -1.01
武田 3485 -27 -0.97
花王 7587 -26 -0.94
東海カ 1172 -26 -0.94
塩野義 5556 -24 -0.87
丸井G 1986 -22 -0.79
JR東海 13275 -165 -0.60
ヤマトHD 2581 -16 -0.58
菱地所 1641 -13.5 -0.49
富士通 13295 -95 -0.34
明治HD 7650 -40 -0.29
東京海上 4773 -15 -0.27