16日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり205銘柄、値下がり19銘柄、変わらず1銘柄となった。
日経平均は大幅反発。13日の米国市場でNYダウは3日ぶりに反発し、399ドル高となった。新型コロナウイルスワクチンの実用化への期待から景気敏感株を中心に買いが入った。取引開始前に発表された日本の7-9月期国内総生産(GDP)速報値が実質ベースで前期比年率21.4%増と市場予想を上回る回復を示したこともあり、週明けの日経平均は266円高からスタート。その後は上げ幅を広げる展開が続き、後場には25928.18円(前週末比542.31円高)まで上昇する場面があった。
大引けの日経平均は前週末比521.06円高の25906.93円となった。東証1部の売買高は14億0749万株、売買代金は2兆6689億円だった。業種別では、海運業、空運業、不動産業が上昇率上位で、その他も全般堅調。下落したのはその他製品のみだった。東証1部の値上がり銘柄は全体の78%、対して値下がり銘柄は20%となった。
値上がり寄与トップはファーストリテ、同2位は東エレクとなり、2銘柄で日経平均を約147円押し上げた。東エレクの他、レーザーテック、アドバンテスト、SUMCOなど半導体関連が堅調。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップは日本郵政で9.34%高、同2位はT&DHDで7.44%高だった。日本郵政は前週末、21年3月期の純利益予想を2800億円から3400億円に引き上げた他、未定だった年間配当予想を50円とした。減配懸念もあった中、配当維持を含めてポジティブに捉えられた。T&DHDも好決算や自社株買いの発表が評価材料視される展開。
一方、値下がり寄与トップはトレンド、同2位はエーザイとなり、2銘柄で日経平均を約13円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップはZHDで4.33%安、同2位はトレンドで3.28%安だった。
*15:00現在
日経平均株価 25906.93(+521.06)
値上がり銘柄数 205(寄与度+546.08)
値下がり銘柄数 19(寄与度-25.02)
変わらず銘柄数 1
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 85970 2540 +91.59
東エレク 32570 1540 +55.53
ソフトバンクG 6789 122 +26.40
アドバンテ 7230 350 +25.24
テルモ 4465 136 +19.62
ファナック 24155 390 +14.06
リクルートHD 4690 125 +13.52
TDK 13820 330 +11.90
ホンダ 3055 141 +10.17
オムロン 8420 280 +10.10
京セラ 6134 136 +9.81
KDDI 3150 45 +9.74
セコム 10035 229 +8.26
スズキ 5398 224 +8.08
アサヒ 4114 190 +6.85
ダイキン 23655 185 +6.67
アステラス薬 1655 36.5 +6.58
住友不 3300 177 +6.38
日東電 8050 170 +6.13
ソニー 9491 165 +5.95
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
トレンド 5600 -190 -6.85
エーザイ 7813 -170 -6.13
オリンパス 2204 -21.5 -3.10
大塚HD 4233 -39 -1.41
武田 3565 -35 -1.26
ヤマトHD 2564 -33 -1.19
コムシスHD 3115 -30 -1.08
クレセゾン 1248 -23 -0.83
三菱倉 3130 -40 -0.72
サイバー 6200 -80 -0.58
富士フイルム 5671 -14 -0.50
ZHD 584.9 -26.5 -0.38
DeNA 1911 -31 -0.34
JPX 2394.5 -8.5 -0.31
日立 3872 -20 -0.14
協和キリン 2912 -4 -0.14
NEC 5500 -10 -0.04
長谷工 1228 -2 -0.01
中部電 1268.5 -1 -0.00