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米国株見通し:下げ渋りか、ワクチン普及や追加対策への期待で

(15時30分現在)
S&P500先物      3,687.38(-10.62)
ナスダック100先物  12,513.75(-12.25)

グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は80ドル安。NY原油先物(WTI)も失速し、今晩の米株式市場は売り先行となりそうだ。

4日の取引で主要3指数は堅調。S&Pは反発し、続伸のダウは200ドル超高で30000ドル台を回復した。この日発表された11月雇用統計は失業率と平均時給が底堅い内容となった半面、非農業部門雇用者数は予想を大幅に下回り、回復の鈍化が顕著に表れた。ただ、新型コロナウイルスのワクチンの普及が見込まれるなか、遅行指数の雇用関連指標の悪化は限定的となった。逆に、追加経済対策への期待感から幅広い銘柄が買われた。

本日は売り先行高も、下げ渋る展開となりそうだ。ワクチン接種の開始が待たれるなか、売りは抑制される見通し。また、超党派議員が1日に提出した9000億ドル規模の追加経済対策をめぐる与野党の協議に関し、民主党執行部は週明け以降に協議を本格化させる方針。早期の実施は見込みにくいものの、合意期待が買いを後押ししよう。一方、足元で発表された中国の経済指標が改善を示していることも、良好な投資家心理を維持しそうだ。

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