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米国株見通し:売り先行か、コロナワクチンの普及に不安も

(12時50分現在)
S&P500先物      3,677.38(-13.37)
ナスダック100先物  12,558.38(-37.62)

グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は100ドル安。NY原油先物(WTI)も下落し、今晩の米株式市場は売り先行となりそうだ。

7日の取引で主要3指数はまちまち。ナスダックは3日続伸で、連日の高値更新。一方、ダウは30000ドル台を維持したが、148ドル安で取引を終えた。新型コロナウイルスのワクチン供給への期待は続くものの、この日は具体的な手がかりが乏しく、買いは後退。また、追加経済対策の与野党協議に関しても進展はみられず、売りにつながった。そうしたなか、大都市で制限措置が強化され、経済活動の縮小への警戒感が投資家心理を圧迫した。

本日も売りに押される展開となりそうだ。トランプ政権が中国人民解放軍との関係が深い中国企業への投資を制限する措置を講じており、米中関係の悪化への警戒感が下押し要因になるだろう。また、製薬メーカーなどが開発中のワクチンについては週内にも緊急使用が許可される見通しだが、供給量の普及に関する不安も広がる。他方、追加経済対策に関しては思惑が交錯しやすいものの、早期実施への根強い期待感が売りを抑制する可能性があろう。

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