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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は続伸、景気回復が順調に進んでいることが支援材料

【ブラジル】ボベスパ指数 113001.16 -0.70%
9日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比791.91ポイント安(-0.70%)の113001.16で取引を終了した。114020.4から112566.8まで下落した。

前日の終値近辺でもみ合った後は下げ幅をじりじりと拡大させた。最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、米株安もブラジル株の売り圧力を強めた。一方、新型コロナウイルスワクチンの普及期待に伴う経済活動の正常化観測が引き続き支援材料となった。

【ロシア】MICEX指数 3211.66 +1.01%
9日のロシア株式市場は反発。主要指標のMOEX指数は前日比32.05ポイント高(+1.01%)の3211.66で取引を終了した。3182.54から3226.48まで上昇した。

買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで狭いレンジでもみ合った。欧州市場の上昇が好感され、ロシア株にも買いが広がった。また、新型コロナウイルスワクチンの早期普及期待に伴う経済活動の正常化観測も引き続き支援材料。一方、7-9月期の国内総生産(GDP、速報)がこの週末に公表される予定となり、買い一服後はやや伸び悩む展開となった。

【インド】SENSEX指数 46103.50 +1.09%
9日のインドSENSEX指数は続伸。前日比494.99ポイント高(+1.09%)の46103.50、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同136.15ポイント高(+1.02%)の13529.10で取引を終えた。

買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。景気回復が順調に進んでいることが支援材料。国内景気は12月にも順調に回復していると報告されている。また、新型コロナウイルスワクチンの早期普及観測も経済活動の正常化期待を高めた。当局はこの日、米ファイザーなどが開発している新型コロナワクチンについて、再審議する予定だと報じられている。

【中国本土】上海総合指数 3371.96 -1.12%
9日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比38.21ポイント安(-1.12%)の3371.96ポイントと3日続落した。約2週ぶりの安値水準に低迷している。

米中関係の悪化が警戒される流れ。中国の外務次官は8日、米国の臨時代理大使に対し、米政府が全人代幹部14人を制裁対象にしたことを猛烈に抗議したうえで、対抗措置を打ち出すと予告した。他方、米財務省は8日、北朝鮮の違法な石炭輸出に関与したとして、複数の中国企業を制裁対象に追加したと発表している。中国のデフレも警戒。朝方公表された11月の中国物価統計では、消費者物価指数(CPI)が前年同月比マイナス0.5%となり、予想外の低下だった。マイナスに落ち込んだのは、2009年10月以来、ほぼ11年ぶりとなる。

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