21日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり75銘柄、値下がり147銘柄、変わらず3銘柄となった。
日経平均は小幅続落。18日の米国市場でNYダウは反落し、124ドル安となった。ただ、与野党が追加経済対策で大筋合意に達し、NYダウ先物が時間外取引で上昇するとともに、週明けの日経平均は70円高からスタート。朝方には一時26905.67円(前週末比142.28円高)まで上昇したが、英国で新型コロナウイルスの変異種が感染拡大していることなどが警戒され、前場中ごろを過ぎると26533.63円(同229.76円安)まで下落する場面があった。後場に入ると日銀による上場投資信託(ETF)買い実施の観測を支えに下げ渋った。
大引けの日経平均は前週末比48.97円安の26714.42円となった。東証1部の売買高は10億4210万株、売買代金は2兆0153億円だった。業種別では、空運業、その他製品、鉱業が下落率上位だった。一方、非鉄金属、倉庫・運輸関連業、鉄鋼が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の57%、対して値上がり銘柄は39%となった。
値下がり寄与トップはファーストリテ、同2位はファナックとなり、2銘柄で日経平均を約36円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップはネクソンで4.97%安、同2位は三井不で4.32%安だった。
一方、値上がり寄与トップはソフトバンクG、同2位はダイキンとなり、2銘柄で日経平均を約49円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップは東邦亜鉛で7.92%高、同2位は住友電工で4.23%高だった。先週末の報道で、商品市場の上昇に対して、再生可能エネルギーや電気自動車の普及で金属の需要が増え、長期の相場を持ち上げる「グリーンサイクル」を先取りする動きになっているとの見方も伝わっており、本日は東邦亜鉛などが上昇し非鉄金属株が業種別上昇率のトップに。
*15:00現在
日経平均株価 26714.42(-48.97)
値上がり銘柄数 75(寄与度+117.20)
値下がり銘柄数 147(寄与度-166.17)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 8489 135 +29.17
ダイキン 22095 540 +19.45
中外薬 5010 102 +11.02
東エレク 36440 190 +6.84
ソニー 10405 150 +5.40
テルモ 4151 37 +5.33
信越化 17195 105 +3.78
日産化学 6210 80 +2.88
アステラス薬 1553 13.5 +2.43
住友電 1356.5 55 +1.98
オリンパス 2246 12 +1.73
協和キリン 2686 48 +1.73
NTTデータ 1376 9 +1.62
住友鉱 4628 90 +1.62
アドバンテ 7180 20 +1.44
エムスリー 9361 16 +1.38
KDDI 3028 6 +1.30
花王 7839 35 +1.26
TOTO 5980 70 +1.26
TDK 14590 30 +1.08
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 83930 -630 -22.69
ファナック 25435 -370 -13.32
ネクソン 3250 -170 -12.24
オムロン 8960 -200 -7.20
京セラ 6248 -97 -6.99
バンナムHD 9196 -162 -5.83
ホンダ 3015 -79 -5.69
コナミHD 5750 -150 -5.40
スズキ 5061 -121 -4.36
リクルートHD 4156 -38 -4.11
住友不 3238 -111 -4.00
三井不 2171.5 -98 -3.53
JPX 2460.5 -81.5 -2.93
7&iHD 3528 -67 -2.41
デンソー 5896 -66 -2.38
第一三共 3311 -22 -2.38
トヨタ 7850 -61 -2.20
SUBARU 2132 -52 -1.87
日東電 8770 -50 -1.80
クボタ 2162.5 -49 -1.76