日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は4日、前日比+0.78pt(上昇率3.65%)の22.16ptと上昇した。なお、高値は22.48pt、安値は20.99pt。今日の東京市場は売りが先行。日経225先物は下落して始まった。しかし、日経平均が昨日までの3日続伸で1000円近く上げた後ということもあり、今日の株価下落は目先のスピード調整との見方もあり、午前は株価下落に対する警戒感は高まらず、日経VIは概ね昨日水準をはさんだ小幅な動きとなった。ただ、午後は日経225先物が一段安となり、警戒感が高まり、日経VIは上昇幅を広げた。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。