8日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり11銘柄、値下がり212銘柄、変わらず2銘柄となった。
日経平均は大幅反落。7日の米国市場では中東情勢悪化への警戒感が重しとなり、NYダウは119ドル安と反落した。また、朝方にはイランが駐イラク米軍基地を攻撃したことが伝わり、本日の日経平均は358円安からスタート。原油先物相場が急伸し、円相場が一時1ドル＝107円台後半まで上昇するとともに、日経平均は22951.18円（前日比624.54円安）まで下落する場面があった。ただ、イランのザリフ外相の発言などから一段の状況悪化は回避されるとの見方が広がり、後場の日経平均は下げ幅を縮めた。
大引けの日経平均は前日比370.96円安の23204.76円となった。東証1部の売買高は14億5311万株、売買代金は2兆5644億円だった。業種別では、海運業、精密機器、ガラス・土石製品が下落率上位で、その他も全般軟調。鉱業のみ小幅に上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の92％、対して値上がり銘柄は7％となった。
値下がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約42円押し下げた。同2位はファナックとなり、ファミマ、ソフトバンクG、テルモ、ダイキン、信越化、TDKなどが続いた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップは川崎汽船で、前述した中東情勢の緊迫化で海運株が大きく売られ5.9％安、同2位は東急不HDで4.1％安となった。
一方、値上がり寄与トップは横河電となった。同2位はアサヒとなり、日本ハム、NEC、富士通なども上昇した。日経平均構成銘柄の上昇率トップはNECで2.2％高となった。
*15:00現在
日経平均株価 23204.76(-370.96)
値上がり銘柄数 11(寄与度+3.87)
値下がり銘柄数 212(寄与度-374.83)
変わらず銘柄数 2
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
横河電 2048 40 +1.44
アサヒ 4919 22 +0.79
日本ハム 4490 30 +0.54
NEC 4850 105 +0.38
富士通 10615 80 +0.29
ソニー 7660 5 +0.18
野村HD 564.8 2.8 +0.10
国際帝石 1187 4 +0.06
JFEHD 1402 14 +0.05
JXTGHD 517.8 0.67 +0.03
SUMCO 1771 3 +0.01
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 62080 -1170 -42.15
ファナック 19825 -415 -14.95
ファミマ 2486 -100 -14.41
ソフトバンクG 4583 -63 -13.62
テルモ 3775 -86 -12.39
ダイキン 15150 -320 -11.53
信越化 11700 -295 -10.63
TDK 11920 -260 -9.37
東エレク 23290 -225 -8.11
オリンパス 1698.5 -45.5 -6.56
KDDI 3241 -30 -6.48
日東電 5940 -180 -6.48
エムスリー 3275 -70 -6.05
バンナムHD 6287 -164 -5.91
ヤマハ 5980 -150 -5.40
エーザイ 7974 -133 -4.79
京セラ 7437 -66 -4.76
ホンダ 3026 -63 -4.54
キッコーマン 5200 -120 -4.32
オムロン 6250 -110 -3.96