2月13日は「NISAの日」。マネックス証券株式会社が実施した「投資に関する意識調査」の結果をご紹介します。
NISAで運用している人の約5割が年収500万未満
NISAで運用している人の約5割の人が年収500万円未満という結果となりました。また、この内の3割が300万円未満の年収ということがわかりました。
NISAは、自己資産の多い人だけでなく、年収に関わらず利用されている制度であることが見て取れます。
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つみたてNISAを始めたときの月額投資額が3万円以下の人が5割
NISAには「一般NISA」と「つみたてNISA」があります。
一般NISAでは年間120万円まで、つみたてNISAは年間40万円まで投資が可能です。
1万円以下で運用を始めた人が22.3%という結果となり、無理のない金額でコツコツつみたてていることが見て取れます。
NISAを始めたときの投資額は30,001円以上が約半数に上りました。つみたてNISAの年間非課税金額をめいっぱい使用してつみたてを始めたことがわかります。
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一般NISAで購入している商品で最も多いのは国内株式
NISAを運用している人が購入している商品は、国内株式69.1%、次いで投資信託が49.4%、米国株式への投資はまだ少なく11.5%という結果となりました。米国株式の購入はまだまだ一般的になっていないことがわかります。
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NISAでの人気銘柄トップ10
マネックス証券のNISA口座で取引された人気銘柄トップ10と、それぞれの銘柄の2019年の成績を調査したところ、以下の結果となりました。
●日本株取引銘柄ランキング(一般NISA)
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銘柄を見ると、時価総額の高い企業、配当が高い企業、株主優待のある企業が目立ちます。また、NISAの年間投資上限内で複数銘柄購入できるような比較的安価な株価の企業が人気でした。
●米国株取引銘柄ランキング(一般NISA)
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日本株同様に米国での時価総額の高い企業が人気で、日本でも知名度の高い企業の銘柄が多く購入されていますが、日本株と比べ圧倒的にパフォーマンスがよかったことがわかりました。
既に時価総額が高い企業でも成長し続けており、人気銘柄を投資の商品ラインナップに含んでいた方はしっかりと資産形成を行えていることがうかがえます。
●投資信託購入ランキング(一般NISA)
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年間を通して投資信託の人気、オススメランキングの上位にきていたファンド商品は全てパフォーマンスが高かったことがわかります。日本の株式ではなく、海外銘柄でポートフォリオが組まれているファンドが多いことも特徴的です。
●投資信託購入ランキング(つみたてNISA)
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つみたてNISAでも一般NISAと同様の傾向が見られます。
楽天全世界株式インデックス、eMAXISSlim国内株式、ニッセイTOPIXインデックスはつみたてNISAのみランクインをしていますが、こちらも総じてパフォーマンスが高い結果となりました。
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