13日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり83銘柄、値下がり131銘柄、変わらず11銘柄となった。
日経平均は小幅続伸。14.54円高の23875.75円(出来高概算6億1698万株)で前場の取引を終えた。前日の米国株式市場では、コロナウイルスの新規感染者数が減少傾向にあると伝わったほか、米大統領選の民主党候補者指名争いが難航しているとの見方が優勢になるなか、トランプ大統領有利の公算が高まったことで主要3指数は揃って上昇。一方、東京市場寄り付き前に中国湖北省での新型肺炎感染症例の急増が報じられたことで、225先物に対して機械的な売りが入り、為替相場でも1ドル=110円台を割り込んだ。また、週末に控える2月SQ(特別清算指数)値算出を前にしたポジション調整の売買も観測されており、本日の日経平均はマイナススタートとなった。しかし、アジア株式市場が底堅い推移をみせるなか、明日にかけて約800社近くある企業決算の内容を見極めたいとするムードが強まり、売り一巡後の日経平均はプラス圏での動きになった。
値上がり寄与トップはファーストリテ、同2位は東京エレクトロンとなり、2銘柄で日経平均を約64円押し上げたほか、信越化学、エムスリー、花王、資生堂、NTTデータなどがそれに続いた。ファーストリテは、米系証券による投資評価引き上げ観測が伝わっており、新型肺炎感染の広がりによる収益への打撃に比べて、株価下落は過度に大きいと判断しているとのこと。一方、値下がり寄与上位銘柄は、ダイキン、ソフトバンクG、オリンパス、第一三共、アステラス製薬などが並んだ。
*11:30現在
日経平均株価 23875.75(+14.54)
値上がり銘柄数 83(寄与度+132.83)
値下がり銘柄数 131(寄与度-118.29)
変わらず銘柄数 11
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 60280 1100 +39.63
東エレク 25845 670 +24.14
信越化 13480 165 +5.94
エムスリー 3260 65 +5.62
花王 8661 131 +4.72
資生堂 7216 127 +4.57
NTTデータ 1460 22 +3.96
スズキ 5072 83 +2.99
アドバンテ 5840 40 +2.88
ホンダ 2996.5 38.5 +2.77
京セラ 7434 38 +2.74
ファナック 20975 75 +2.70
リクルートHD 4549 24 +2.59
丸井G 2530 61 +2.20
TDK 12130 60 +2.16
日産化学 5120 50 +1.80
日立建 3100 40 +1.44
東建物 1806 77 +1.39
協和キリン 2803 35 +1.26
スクリン 6890 170 +1.22
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ダイキン 15480 -590 -21.25
ソフトバンクG 5719 -32 -6.92
オリンパス 2013 -38.5 -5.55
第一三共 7907 -120 -4.32
アステラス薬 1922 -23 -4.14
アサヒ 5096 -99 -3.57
ヤマハ発 1962 -90 -3.24
凸版印 2035 -174 -3.13
オムロン 6740 -80 -2.88
セコム 9886 -77 -2.77
中外薬 11980 -75 -2.70
塩野義 6436 -74 -2.67
富士フイルム 5272 -71 -2.56
7&iHD 4263 -70 -2.52
荏原 3065 -345 -2.49
電通G 3555 -60 -2.16
キッコーマン 5730 -60 -2.16
武田 4338 -58 -2.09
テルモ 3895 -13 -1.87
ヤマハ 5760 -50 -1.80