4日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり110銘柄、値下がり112銘柄、変わらず3銘柄となった。
日経平均は反発。74.26円高の21156.99円（出来高概算7億2000万株）で前場の取引を終えている。3日の米株式市場でNYダウは大幅反落し、785ドル安となった。連邦準備理事会（FRB）が0.5％の緊急利下げに踏み切り、上昇する場面もあった。しかし、金融市場は既に世界的な金融緩和期待を織り込んでおり、FRBの利下げを受けて材料出尽くし感が台頭。新型コロナウイルスを巡る問題解決には金融政策だけでは不十分との見方や、緊急利下げが逆に投資家に脅威を与えたとの見方もあり、下落に転じた。為替市場では一時1ドル＝106円台後半まで円高が進み、本日の日経平均も185円安からスタート。3日は米大統領選の予備選挙などが集中する「スーパーチューズデー」で、民主党候補者選びで中道派のジョー・バイデン前副大統領の勝利が伝わると一時21225.85円（143.12円高）まで上昇したが、買いが一巡すると伸び悩む場面もあった。
値上がり寄与トップはKDDI、同2位はファーストリテとなり、2銘柄で日経平均を約58円押し上げたほか、バンナムHD、花王、アドバンテ、エムスリー、TDK、京セラなどがそれに続いた。ファーストリテは、前日に2月の月次動向を発表している。既存店売上高は前年同月比0.8％増となり、6カ月ぶりのプラス転換となっている。株価が安値圏にある中で、国内販売の底打ち期待が出てきたことをポジティブに捉える動きが先行しているようだ。一方、値下がり寄与上位銘柄は、ソフトバンクG、信越化学、ファナック、スズキ、協和キリンなどが並んだ。
*11:30現在
日経平均株価 21156.99(+74.26)
値上がり銘柄数 110(寄与度+158.34)
値下がり銘柄数 112(寄与度-84.08)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
KDDI 3205 155 +33.50
ファーストリテ 54200 680 +24.50
バンナムHD 5784 269 +9.69
花王 8112 254 +9.15
アドバンテ 5070 80 +5.76
エムスリー 2972 64 +5.53
TDK 10660 150 +5.40
京セラ 6743 72 +5.19
資生堂 6513 110 +3.96
セコム 8579 100 +3.60
トレンド 5410 90 +3.24
ファミマ 2368 22 +3.17
テルモ 3527 22 +3.17
住友不 3380 84 +3.03
エーザイ 8088 70 +2.52
日産化学 4595 50 +1.80
塩野義 5733 50 +1.80
キッコーマン 5080 50 +1.80
アサヒ 4122 46 +1.66
アステラス薬 1695 8.5 +1.53
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 4991 -97 -20.97
信越化 11640 -335 -12.07
ファナック 17470 -225 -8.11
スズキ 4295 -79 -2.85
協和キリン 2492 -71 -2.56
安川電 3235 -55 -1.98
イオン 1988 -52.5 -1.89
東エレク 22830 -50 -1.80
7&iHD 3589 -50 -1.80
第一三共 6681 -49 -1.77
トヨタ 7003 -41 -1.48
SUBARU 2541 -39.5 -1.42
味の素 1843.5 -32 -1.15
中外薬 11375 -30 -1.08
エプソン 1470 -15 -1.08
電通G 2792 -28 -1.01
ホンダ 2750 -13 -0.94
ガイシ 1641 -26 -0.94
デンソー 4094 -23 -0.83
アルプスアル 1609 -20 -0.72