15日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり43銘柄、値下がり178銘柄、変わらず4銘柄となった。
日経平均は反落。117.56円安の19521.25円(出来高概算6億5000万株)で前場の取引を終えている。
14日の米株式市場でNYダウは反発し、558ドル高となった。米国内の新型コロナウイルスの感染拡大がピークに近付いた兆候が見られ、トランプ大統領が経済再開に向けて新たな委員会を発足し、協議を開始したことが好感された。ナスダック総合株価指数は4日続伸し、4%近い上昇となった。ただ、東京市場では前日にNYダウの上昇を先取りしていたこともあり、本日の日経平均は利益確定売り優勢で49円安からスタート。朝方には19465.95円(172.86円安)まで下落する場面もあったが、一段と売り込む動きは限られ、マイナス圏でもみ合う展開が続いた。
セクターでは、鉱業、海運業、証券などが下落率上位。半面、空運業、その他製品、陸運業などが上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の74%、対して値上がり銘柄は23%となっている。
値下がり寄与トップはファナックで1銘柄で日経平均を約14円押し下げた。同2位はファミマとなり、テルモ、ダイキン、京セラ、ホンダなどがつづいた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップは洋缶HDで5.87%安、同2位は三井E&Sで5.49%安だった。
値上がり寄与トップは中外製薬で1銘柄で日経平均を約12円押し上げた。同2位はリクルートHDとなり、ソフトバンクG、アドバンテス、東エレクなどがつづいた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップは富士通で4.08%高、同2位は前日に決算を発表した東宝で3.50%高だった。
*11:30現在
日経平均株価 19521.25(-117.56)
値上がり銘柄数 43(寄与度+55.60)
値下がり銘柄数 178(寄与度-173.16)
変わらず銘柄数 4
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
中外薬 14225 320 +11.53
リクルートHD 2769 79.5 +8.59
ソフトバンクG 4450 30 +6.48
アドバンテ 4800 85 +6.12
東エレク 22745 90 +3.24
資生堂 6683 88 +3.17
花王 8885 64 +2.31
富士通 10715 420 +1.51
KDDI 3154 6 +1.30
第一三共 7536 31 +1.12
ソニー 6643 27 +0.97
イオン 2201.5 26 +0.94
トレンド 4945 25 +0.90
アサヒ 3636 19 +0.68
ヤマトHD 1966 18 +0.65
小田急 2427 36 +0.65
NEC 4295 145 +0.52
京王 6310 70 +0.50
京成 3150 25 +0.45
キリンHD 2107.5 12 +0.43
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファナック 14750 -395 -14.23
ファミマ 1778 -75 -10.81
テルモ 3676 -56 -8.07
ダイキン 13750 -185 -6.66
京セラ 6141 -85 -6.12
ホンダ 2333.5 -57 -4.11
ファーストリテ 48680 -110 -3.96
住友不 2691 -106 -3.82
トヨタ 6652 -98 -3.53
日産化学 3850 -95 -3.42
富士フイルム 5381 -91 -3.28
日東電 4910 -90 -3.24
大塚HD 4217 -90 -3.24
信越化 11440 -90 -3.24
スズキ 3107 -87 -3.13
エーザイ 7904 -72 -2.59
三井不 1837.5 -72 -2.59
NTTデータ 1067 -14 -2.52
洋缶HD 1074 -67 -2.41
TDK 8930 -60 -2.16